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歯科技工士・岩澤 毅

風の男 白洲次郎 (新潮文庫)青柳 恵介 (著)

2008年12月07日 | amazon.co.jp・リストマニア
GHQ占領下、時代に役割を果した規格外の男の物語, 2008/12/7

By 歯職人

 第二次世界大戦での日本の敗戦後、占領当局GHQとの交渉の最前線を担った白洲次郎の言わば公式評伝である。
 家族の要請と協力もとでの伝記ではあるが、規格外の男・白洲次郎の足跡を多くの彼の友人・知人のインタビュー、そして資料から浮き彫りにする。
 現在も時折政治的争点として浮上する憲法問題、戦後の復興政策・産業政策等々に関わり、そして鮮やかな引き際を示した男をしる入門書といったところである。
 本書に政治的な思惑等は特には見受けられず、歴史の中で人の果す役割・果した役割を知る上で必要な一冊といえると思います。

カゼノオトコシラスジロウ シンチョウブンコ
新潮文庫
風の男 白洲次郎

青柳 恵介【著】
新潮社 (2000/08/01 出版)

220p / 15cm / A6判
ISBN: 9784101227214
NDC分類: 289.1

価格: ¥420 (税込)

詳細
日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった男。
常に活眼を世界に注ぎつつ、わが道を行く天衣無縫の気概。
物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靱さ。
と同時に、内に秘めた優しさ、しなやかさ、ユーモア。
端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄の片言…。
正子夫人をはじめ、この男に魅せられた人々の「証言」から蘇える「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像。

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