我が医療革命論 坪井栄孝【著】

我が医療革命論
2001年8月14日　発行
著者　坪井栄孝
発行所　東洋経済新報社

(ワガイリョウカクメイロン )

我が医療革命論
ISBN:9784492700723 (4492700722)
２６２ｐ　１９ｃｍ（Ｂ６）
東洋経済新報社 (2001-08-14出版)

・坪井　栄孝【著】
[B6 判] NDC分類:498.13 販売価:1,680(税込) (本体価:1,600)

現職の日本医師会会長が医療の「聖域なき改革」に乗り出した。
日本の社会保障の抜本改革には医師会側も意識を変えるしかない。

序　二一世紀の医療を求めて
第１章　私の社会保障改革の原点
第２章　日本の社会保障の明暗
第３章　医療のグランドデザイン
第４章　日本医師会への批判に答える
第５章　医療の現場と行政
急増する日本の医療費、破綻寸前の皆保険制度、問われる医師の倫理。破綻が危惧される日本の社会保障の病巣と立て直し戦略を、武見太郎に続く歴代最強の日本医師会会長が初めて語る。

坪井栄孝［ツボイエイタカ］
１９２９年生まれ。福島県出身。１９５２年日本医科大学卒業。１９６２年国立がんセンター病院放射線部医長。１９７７年財団法人慈山会医学研究所付属坪井病院院長、現名誉院長。１９９２年社団法人日本医師会副会長。１９９６年から日本医師会会長を務める。２０００年６月、世界医師会会長就任

我が医療革命論 坪井栄孝著

　現職の日本医師会会長が人類愛に基づく「医道士魂」を説く。「聖域なき改革」は結構だが、その内容は、医者がもうけすぎとかの感情論に根差し、旧厚生省がやりたくてしようがなかった行政主導型の医療費抑制案のみで、医療はかくあるべしという哲学がないと論じ、医療の問題点について現場の声を伝える。

短評／　読売新聞　2001.09.09