スピーチライター概説と日本における事始め
投稿者 歯職人 2015年11月19日
「ゴーストライター」という言葉が今だに流通する日本だが、スピーチライターを正しく位置付けようとする蔭山洋介氏の「スピーチライター概説と日本における事始め」と言って良い一冊です。
スピーチによって何が生まれるのか、スピーチによってどんな世界が作れるのか、そんなことを考えさせる一冊です。スピーチライター志願者向けに書かれていると思われますが、スピーチライターを必要とする方々が、より戦略的にスピーチライターを使いこなすために本書を手に取られることをお勧めしたいと思います。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4041028434/ref=cm_cr_dp_see_all_btm?ie=UTF8&showViewpoints=1&sortBy=bySubmissionDateDescending
角川oneテーマ21
スピーチライター―言葉で世界を変える仕事
蔭山 洋介【著】
価格 \864(本体\800)
KADOKAWA(2015/01発売)
サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
商品コード 9784041028438
NDC分類 809.4
内容説明
オバマ、ブッシュ、安倍晋三…彼らの言葉は「創られている」。世界を動かす“影”の職業。日本の第一人者がその実態を紹介!
目次
第1章 世界を動かすスピーチライター(名スピーチは歴史と共に;スピーチライターの誕生 ほか)
第2章 スピーチライターの役割(なぜスピーチライターが必要とされるのか;政治で活躍するスピーチライター ほか)
第3章 スピーチライターの仕事(スピーチライティングはフルオーダースーツの製作過程と似ている;原稿を丸暗記するという報われない努力 ほか)
第4章 スピーチライティングの実際(新社長就任の暗記原稿のライティングとトレーニング;上場企業の読み上げ原稿のスピーチライティング)
第5章 スピーチライターとして活動するために(スピーチライターの仕事は山のようにある;スピーチライターになるための資格はあるのか ほか)
著者紹介
蔭山洋介[カゲヤマヨウスケ]
スピーチライター、ブランドディレクター、演出家。1980年兵庫県生まれ。元文学座演出家故荒川哲夫に師事。大学在籍中、音響物理学、音声学、心理学、脳科学を学び、大学院より米イリノイ大学へ派遣留学、Speech and Hearing Scienceと演劇を学ぶ。近年、首都大学東京教授の社会学者宮台真司の私塾に参加。現在、パブリックスピーキングやブランド戦略を裏から支えるブレーンとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)