2016年4月16日
東日本大震災復興支援チャリティ講演会仙台大会懇親会日技会長挨拶
公益社団法人日本歯科技工士会
会 長 杉 岡 範 明
会 長 杉 岡 範 明
東日本大震災復興支援チャリティ講演会仙台大会の開催に当たり、公益社団法人日本歯科技工士会を代表してご挨拶申し上げます。
2011年3月11日午後2時46分に発生した東北地方太平洋沖地震と津波、さらに東京電力福島第一原子力発電所事故は、日本の近現代の歩みと日本社会のあり方を強く問い直すものとなりました。国家のあり様や成すべき仕事、地域社会における人々の結びつき、職業団体をはじめとする様々な団体や個人が、この東日本大震災とその復興への向き合い方が問われ続けています。
その中にあって、私たち歯科技工士の仲間から、山本眞さん志田和浩さん袴田勝彦士さん、さらにはWilli Gellerさんや、私の友人の小田中康裕さんをはじめとした方々によるこの復興支援チャリティ講演会の活動は、その持つ知名度や技術、仲間の方々が持つ様々なお知恵とネットワークを駆使した刮目(かつもく)すべきものです。
特に、お預かりした義援金を、公益財団法人東日本大震災復興支援財団の東北の高校生を支援する「まなべる基金」への寄附とされた姿勢には、この復興支援チャリティが未来を拓き、世代をつなぐ志に貫かれたものであることを強く感じます。また、演者に若手枠を設け、全国各地から選出された代表が集うケースディスカッションは、明日の歯科技工業界への確実な橋をつなぐものです。
日本歯科技工士会では、広報誌『日本歯技』への告知広告掲載などを協力させて頂き、ささやかですが一端を担うことが出来ました。
東日本大震災復興支援チャリティ講演会仙台大会とこのプロジェクト全体のご盛会をお祝いし、ご挨拶といたします。