河北新聞社に係る人々のその日、そしてその日を対象化し個人の心の浄化のための一冊 2014/4/13
By 歯職人
あの東日本大震災の被災企業である東北のブロック紙(宮城県の県紙)である河北新聞社が、被災地の新聞社としての新聞の発行の継続という使命を果たしながら、社員の安全と生活(食べる、寝る)を確保し、難局を乗り切った記録である。
単なる成功譚ではなく、大震災と大津波の渦中で失ったものの大きさ、断念したものの数々を記録している。
震災一か月後に実施された職員アンケートが、本書の骨格になっている。このアンケートが当時のストレスに曝された職員の精神の浄化に役割を果たしていると感じた。このアンケートにより、その後の紙面づくりに多くのアイディアがもたらされている様だ。
新聞を発行し販売するすることを使命とする会社組織と組織を形成する人々がその機能を失わず、震災と立ち向かう姿がよくまとめられている。
河北新聞社に係る人々の大震災その日、そして震災後の日々を対象化し個人の心の浄化のための一冊と言えるだろう。
http://www.amazon.co.jp/%E6%B2%B3%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%A0%B1%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5-%E9%9C%87%E7%81%BD%E4%B8%8B%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%85%83%E7%B4%99-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B2%B3%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%A0%B1%E7%A4%BE/dp/4167900599/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1397363911&sr=1-1&keywords=%E6%B2%B3%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%A0%B1%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5
文春文庫
河北新報のいちばん長い日―震災下の地元紙
河北新報社【著】
価格 \787(本体\750)
文藝春秋(2014/03発売)
内容説明
仙台に本社を置く河北新報は、東日本大震災で壊滅的な被害を蒙った。沿岸の支局は津波に呑まれ、安否不明の記者も続出。本社のコンピューターが倒れ、紙面制作の機能を失う。「それでも新聞をつくらなければならない!」この絶対命題を前に、彼らは何を思いどう行動したのか。“新聞人”たちの凄絶な闘いの記録。
目次
第1章 河北新報のいちばん長い日
第2章 気仙沼から届いた手書きの原稿
第3章 死者と犠牲者のあいだ
第4章 配達が大好きだったお父さんへ
第5章 窮乏するロジスティクス
第6章 福島原発のトラウマ
第7章 避難所からの発信
第8章 被災者に寄り添う
第9章 地元紙とは、報道とは
出版社内容情報
自らも被災しながら取材を続けた記者たち、倒壊した組版システム、被災者から浴びた罵声……彼らは何を思って新聞を出し続けたのか。
あの日――彼らはそれでも新聞を出し続けた
自らも被災しながら取材を続けた記者たち、倒壊した組版システム、被災者から浴びた罵声……彼らは何を思って新聞を出し続けたのか。
By 歯職人
あの東日本大震災の被災企業である東北のブロック紙(宮城県の県紙)である河北新聞社が、被災地の新聞社としての新聞の発行の継続という使命を果たしながら、社員の安全と生活(食べる、寝る)を確保し、難局を乗り切った記録である。
単なる成功譚ではなく、大震災と大津波の渦中で失ったものの大きさ、断念したものの数々を記録している。
震災一か月後に実施された職員アンケートが、本書の骨格になっている。このアンケートが当時のストレスに曝された職員の精神の浄化に役割を果たしていると感じた。このアンケートにより、その後の紙面づくりに多くのアイディアがもたらされている様だ。
新聞を発行し販売するすることを使命とする会社組織と組織を形成する人々がその機能を失わず、震災と立ち向かう姿がよくまとめられている。
河北新聞社に係る人々の大震災その日、そして震災後の日々を対象化し個人の心の浄化のための一冊と言えるだろう。
http://www.amazon.co.jp/%E6%B2%B3%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%A0%B1%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5-%E9%9C%87%E7%81%BD%E4%B8%8B%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%85%83%E7%B4%99-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B2%B3%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%A0%B1%E7%A4%BE/dp/4167900599/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1397363911&sr=1-1&keywords=%E6%B2%B3%E5%8C%97%E6%96%B0%E5%A0%B1%E3%81%AE%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E9%95%B7%E3%81%84%E6%97%A5
文春文庫
河北新報のいちばん長い日―震災下の地元紙
河北新報社【著】
価格 \787(本体\750)
文藝春秋(2014/03発売)
内容説明
仙台に本社を置く河北新報は、東日本大震災で壊滅的な被害を蒙った。沿岸の支局は津波に呑まれ、安否不明の記者も続出。本社のコンピューターが倒れ、紙面制作の機能を失う。「それでも新聞をつくらなければならない!」この絶対命題を前に、彼らは何を思いどう行動したのか。“新聞人”たちの凄絶な闘いの記録。
目次
第1章 河北新報のいちばん長い日
第2章 気仙沼から届いた手書きの原稿
第3章 死者と犠牲者のあいだ
第4章 配達が大好きだったお父さんへ
第5章 窮乏するロジスティクス
第6章 福島原発のトラウマ
第7章 避難所からの発信
第8章 被災者に寄り添う
第9章 地元紙とは、報道とは
出版社内容情報
自らも被災しながら取材を続けた記者たち、倒壊した組版システム、被災者から浴びた罵声……彼らは何を思って新聞を出し続けたのか。
あの日――彼らはそれでも新聞を出し続けた
自らも被災しながら取材を続けた記者たち、倒壊した組版システム、被災者から浴びた罵声……彼らは何を思って新聞を出し続けたのか。