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歯科技工士・岩澤 毅

菊池 寛, 海音寺 潮五郎他 (著) 小説集 黒田官兵衛

2013年12月15日 | amazon.co.jp・リストマニア
坂口安吾の手厳しい黒田官兵衛論が際立つ, 2013/12/15

By 歯職人

 2014年のNHK大河ドラマが、『軍師官兵衛』となったことにで様々な官兵衛本が出版されているが、本書は、菊池 寛、 鷲尾雨工、坂口安吾、海音寺潮五郎、武者小路実篤、池波正太郎の作品を収録した小説集である。
 江戸時代から続く過去の遺産である講談調の小品が多い中で、坂口安吾作品は際立っている。
 安吾の執筆年齢、構想した時代(戦中)、作品を世に問うた時代背景(戦後)、時代精神が大きく影響しているのだろうが、安吾の筆は容赦がない。
 世情評価の高い六人の小説家が、黒田官兵衛を素材に競演している趣向の一冊である。

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菊池 寛 (著), 鷲尾 雨工 (著), 坂口 安吾 (著), 海音寺 潮五郎 (著), 武者小路 実篤 (著), 池波 正太郎 (著), 末國 善己 (編集)

小説集 黒田官兵衛

価格 \1,890(税込) 作品社(2013/09発売)

内容説明

信長・秀吉の参謀として中国攻めに随身。謀叛した荒木村重の説得にあたり、約一年の幽閉。そして関ヶ原の戦いの中、第三極として九州・豊前から天下取りを画策。稀代の軍師の波瀾の生涯を、超豪華作家陣の傑作小説で描き出す!

著者紹介

末國善己[スエクニヨシミ]
文芸評論家。1968年広島県生まれ。明治大学卒業、専修大学大学院博士後期課程単位取得中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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