歯科技工管理学研究

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歯科技工士・岩澤 毅

第1回「歯科技工士の養成の在り方等に関する検討会」議事要旨

1999年12月08日 | 基本・参考
第1回「歯科技工士の養成の在り方等に関する検討会」議事要旨
1 日 時 平成11年12月8日(水)   10時~

2 場 所 厚生省共用第11会議室

3  出席者 藍委員、五十嵐委員、石綿委員、梅田委員、大池委員、佐藤委員、杉井委員、瀬尾委員、玉置委員(座長)、中西委員、藤井委員、松田委員、三井委員、渡辺委員
(厚生省)伊藤健康政策局長、瀧口歯科保健課長


4 議 題
 1 歯科技工士の養成について
 2 その他

5 議事概要
  ・配付資料について、事務局並びに渡辺委員から説明が行われ、続いてフリートーキングが行われた。

6 主な発言
(歯科技工士の養成について)

○ 歯科技工士の養成については、いままでの施策の推移や歴史的な経緯を踏まえれば当面解決していくべき課題と長期的に解決していくべき課題に分けられるのではないか。
○ 歯科技工技術の高度化と需給の問題並びに歯科技工士養成における修業年限延長の問題について重視すべきではないか。特に修業年限延長の問題はゆとりのある教育を行っていく側面からみて避けて通れない課題ではないか。

○ 歯科技工士を取り巻く環境の変化からみて、歯科技工士養成所の定員を削減することは、やむおえないのではないか。しかしながら、教育環境の変化を踏まえれば修業年限の延長を行うことは合理性のある選択肢となるのではないか。

○ 歯科技工士は本来、技術職であり、義歯製作等の仕事ができてはじめて給料が支払われることを学生に認識させることが必要ではないか。

○ 18歳人口の減少や学生の学力低下により、2年の修業年限で歯科技工士を養成していくのには、困難ではないか。

○ 現在の歯科医療供給体制の中で歯科技工士の置かれている立場を十分踏まえながら歯科技工士の養成を考えていく視点も必要になるのではないか。

(歯科技工士の適正数について)

○ 歯科技工士の適正数については、国民の意識や歯科医療機関や歯科技工所の状況等多くの視点から考えていくべき課題ではないか。
○ 歯科技工士の需給に関する視点を考慮した時、歯科医療機関における総収入の低迷等を踏まえ、学生の就職状況、競争激化に伴う安値受注の状況並びに保険診療での適正な義歯製作等の視点が重要となるのではないか。

 


(歯科技工士試験について)


○ 試験を統一して実施していくことについては、歯科技工士の試験を取り巻く情勢の変化に対応ができる視点を重視しながら考えて行くべき課題ではないか。
○ 歯科技工士試験については、全国的に統一して実施していくべきであり、実技試験については、重要な技能評価の方式であることから、各養成所が試験実施者を出し合う等、できるかぎりの工夫を図りながら模索すべき重要な課題ではないか。

 

(その他)


○ 次回の検討会では、昨年度から行われている厚生科学研究「歯科技工士の需給及び養成に関する研究(主任研究者 渡辺 嘉一)」について渡辺委員から説明していただくこととする。
○ 次回は、1月26日:午前10時から開催することとする。

 

問い合わせ先
 健康政策局歯科保健課 担当 上條
 電話03-3595-2205(直通)

http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s9912/s1208-3_10.html

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