深刻化する看護職不足への対応策
2018/05/24 20:57
投稿者:歯職人
編・著者の永井さんは「はじめに」で、本書の目的「看護補助者が、看護チームの一員として自らの役割に誇りをもって主体的に業務に取り組んでいる病院には、共通する管理のノウハウが存在しています。それらを多くの方に知っていただいき、看護師不足が懸念される2025年問題に備えていただくこと」と記しています。
本書の内容は、正に看護補助者活用のために知っておくべき政策の流れ、制度、哲学から始まり、具体的なノウハウとそれを開発し活用するためのガイドブックとなっている。
介護職不足を外国人の導入で乗り切る動きがあり、看護職不足を看護補助者の導入/看護職の階層化で乗り切る動きがあるのでしょう。ひところ「チーム医療」や「多職種連携」が盛んに唱えられた時代があったが、人手・量という側面からは、本書が示す方向もまた一つの道であるのでしょう。
https://honto.jp/netstore/pd-book_28344877.html
https://www.amazon.co.jp/%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E8%80%85%E2%80%9C%E5%A4%A7%E6%B4%BB%E8%BA%8D-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-%E3%81%99%E3%81%90%E3%81%AB%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B%E6%95%99%E8%82%B2%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A4%E3%81%8D-%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B92017%E5%B9%B4%E6%98%A5%E5%AD%A3%E5%A2%97%E5%88%8A-%E6%B0%B8%E4%BA%95/dp/4840460566/ref=sr_1_fkmr0_1?ie=UTF8&qid=1527154579&sr=8-1-fkmr0&keywords=%E7%9C%8B%E8%AD%B7%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E8%80%85%E2%80%9C%E5%A4%A7%E6%B4%BB%E8%BA%8D%E2%80%9D%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89
内容紹介
本書では、分担のための業務の洗い出し方から、分担のノウハウ、また、看護補助の育成までを具体的に解説する。いまだに単なるお手伝いとして使われていることのある看護補助者を活用するためのノウハウを具体的、また体系的に解説。活用するための組織のあり方、委譲できる事務作業の一覧や看護補助者育成のためのラダーなど、現場ですぐに活用できる内容、また作業ツールを収載している。
著者について
有限会社ビジネスブレーン代表取締役
http://www.business-brain.co.jp/companyinfo_detail/
登録情報
単行本: 176ページ
出版社: メディカ出版 (2017/2/27)
言語: 日本語
ISBN-10: 4840460566
ISBN-13: 978-4840460569
発売日: 2017/2/27
梱包サイズ: 26 x 18.2 x 1.4 cm
https://www.medica.co.jp/catalog/book/6653?e_flg=0
ナーシングビジネス2017年春季増刊
ナースの負担減のカギは業務移譲にあり
すぐに使える教育プログラム・ツールつき
看護補助者“大活躍”ガイド
平成28(2016)年度報酬改定でデスクワークの一部が看護補助者の仕事として評価されるようになりました
定価: 3,024円(本体2,800円+税)
発行: 2017年03月
サイズ: B5判 176頁
ISBN-10: 4-8404-6056-6
ISBN-13: 978-4-8404-6056-9
商品コード: 130211750
看護補助者への業務委譲のノウハウを解説
本書では、分担のための業務の洗い出し方から、分担のノウハウ、また、看護補助の育成までを具体的に解説する。いまだに単なるお手伝いとして使われていることのある看護補助者を活用するためのノウハウを具体的、また体系的に解説。活用するための組織のあり方、委譲できる事務作業の一覧や看護補助者育成のためのラダーなど、現場ですぐに活用できる内容、また作業ツールを収載している。
有限会社ビジネスブレーン 代表取締役 永井 則子 編著
・はじめに
・編者・執筆者・協力一覧
【第1章 看護補助者の活用が急がれる理由】
〔1〕看護補助者活用の歴史
〔2〕2025年問題に向けての課題と看護補助者への期待
【第2章 看護管理者に期待されること】
〔1〕看護管理者の管理ビジョン
〔2〕事例で管理ビジョンを考える
【第3章 活用のための基礎知識】
〔1〕移譲する業務・作業の洗い出し
〔2〕事務作業の移譲を考える
〔3〕多様な資格者の導入
◆Column 24時間365日、薬剤と検体をロボットで搬送中
〔4〕年間計画の提出と評価
【第4章 看護補助者を活用できる組織へと改革する】
〔1〕チームの一員として看護補助者を活かせているか?
〔2〕看護補助者の主体的行動と組織構造
〔3〕目標管理とリーダーシップ
〔4〕責任意識を育む仕組みづくり
〔5〕看護補助者の意見を吸い上げる工夫
【第5章 すぐに使える! 看護補助者 教育プログラム・ツール集】
〔1〕変革期は人材の外部調達力も発揮する
〔2〕戦略的人材開発の基本
〔3〕集合教育の4つの柱と活用
〔4〕看護補助者へのOJT
〔5〕自己開発支援
〔6〕新人看護補助者育成の年間計画
【第6章 実践事例 活用のためのヒント集】
〔1〕看護職と介護職を分けない教育体制を構築(医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院)
〔2〕働きやすさをサポートし、継続できる雇用形態へ(滋賀医科大学医学部附属病院)
〔3〕「看護秘書課」として独立。プロ根性が生まれた(社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院)
〔4〕「安全」に主軸をおいた業務委譲と人材育成(社会福祉法人恩賜財団 済生会熊本病院)
【第7章 資料編:押さえておきたい法令・通知集】
・保健師助産師看護師法
・医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について(通知)
・医師及び医療関係職と事務職員等との間等での役割分担の推進について(通知)
・看護職員と看護補助者の業務分担の推進
・平成28年度診療報酬点数
・基本診療科の施設基準等及びその届出に関する手続きの取扱いについて 「別添2 入院基本料等の施設基準等」