歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

脱藩官僚、霞ケ関に宣戦布告!(単行本) 脱藩官僚の会 (著)

2008年09月08日 | amazon.co.jp・リストマニア
官僚の手口と生態、暴露します。, 2008/9/8

By 歯職人

 幕末の志士を気取った心情なのか、省庁という利益共同体を「藩」と見立てた上での「脱藩」か。「脱藩官僚」と自称するところに、著者たちの精神性の限界を見る思いだ。
 本書自体は、各著者が今までに他の著書や媒体で述べてきたことと特に変わりは無い。
 本書は、「脱藩」集団が今後どの様なネットワークで、何を取り組み、何を目指すのかを明らかにすべき位置の出版と思われるが、そこまでの新規性は無い。
 しかしながら、日本的官僚制の綻びの悲鳴の現われとして読めば、収穫はある。
 

脱藩官僚、霞ケ関に宣戦布告!

官僚国家日本を変える元官僚の会
朝日新聞出版 (2008/09 出版)

251p / 19cm / B6判
ISBN: 9784022504821
NDC分類: 317.2


価格: ¥1,680 (税込)

目次

第1章 江田憲司(通商産業省脱藩・衆議院議員)—官僚のお家芸「改革の骨抜き」を完全阻止する!‐霞ヶ関連合軍と全面戦争をやり抜いた男

第2章 高橋洋一(財務省脱藩・東洋大学教授)—天下りの斡旋禁止で官僚の質はアップする‐官僚すべてを敵にした埋蔵金男

第3章 岸博幸(経済産業省脱藩・慶応義塾大学教授)—官僚の政策独占を打ち破り、官製不況を止める!‐霞ヶ関にゲリラ戦で挑んだ竹中平蔵氏の懐刀

第4章 上山信一(運輸省脱藩・慶応義塾大学教授)—大阪維新に期待!地方分権こそ霞ヶ関改革の近道‐地方から国を変えたい自治体の改革屋

第5章 福井秀夫(建設省脱藩・政策研究大学院大学教授)—エリート主義が破綻した霞ヶ関を国民目線の集団に変革せよ!‐行政の手口を知り尽くした政策通

第6章 寺脇研(文部科学省脱藩・映画評論家)—「まともな抵抗」ができない役人たちに頭のいい交渉の仕方を教えよう‐タカ派文教族に敵視されたゆとり教育の旗手

第7章 木下敏之(農林水産省脱藩・IT企業役員)—国の人事制度を変えれば税金の無駄遣いは簡単になくせる‐抵抗勢力と戦い、改革を実現した元佐賀市長

第8章 石川和男(経済産業省脱藩・新日本パブリック・アフェアーズ上級執行役員)—霞ヶ関からは出て来ない「当たり前」の政策を発信する!‐規制緩和に心血を注ぐ「脱落官僚」

最新の画像もっと見る