書評の技と禁じ手、芸と無芸を考察, 2012/4/30
By 歯職人
ブログや Amazonのカスタマーレビュー等で、誰もが「書評」的なものを公表する時代に、日本の「書評マーケット」の住人たる豊崎由美氏が世に問う「書評の技と禁じ手、芸と無芸」を考察する新書です。
出版業界の規模が縮小する中、豊崎氏は「書評家の役目」に業界の善意の応援団であることを前提として求めている様だ。そして、書物を愛する者であることを求めている様だ。
豊崎氏自身の「作品」である書評を含め、存命の著者の実例を挙げ比較する姿勢は、波紋を広げるであろうが、本書の読者にとっては有りがたい。
「書評業界」の楽屋話を含め、ニッチに攻め込んだ一冊である。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334036198/ref=cm_cr_mts_prod_img
ニッポンノショヒョウ コウブンシャシンショ
光文社新書
ニッポンの書評
豊崎 由美【著】
光文社 (2011/04/20 出版)
230p / 18cm
ISBN: 9784334036195
NDC分類: 019.04
価格: ¥777 (税込)
詳細
いい書評とダメな書評の違いは?
書評の役割、成り立ちとは?
一億総書評家時代の必読書。
第1講 大八車(小説)を押すことが書評家の役目
第2講 粗筋紹介も立派な書評
第3講 書評の「読み物」としての面白さ
第4講 書評の文字数
第5講 日本と海外、書評の違い
第6講 「ネタばらし」はどこまで許されるのか
第7講 「ネタばらし」問題日本篇
第8講 書評の読み比べ―その人にしか書けない書評とは
第9講 「援用」は両刃の剣―『聖家族』評読み比べ
第10講 プロの書評と感想文の違い
Amazonのカスタマーレビュー
新聞書評を採点してみる
『IQ84』一・二巻の書評読み比べ
引き続き、『IQ84』の書評をめぐって
トヨザキ流書評の書き方
対談 ガラパゴス的ニッポンの書評―その来歴と行方
著者紹介
豊崎由美[トヨザキユミ]
1961年生まれ。ライター、ブックレビュアー。「GINZA」「本の雑誌」「TV Bros.」などで書評を多数連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
By 歯職人
ブログや Amazonのカスタマーレビュー等で、誰もが「書評」的なものを公表する時代に、日本の「書評マーケット」の住人たる豊崎由美氏が世に問う「書評の技と禁じ手、芸と無芸」を考察する新書です。
出版業界の規模が縮小する中、豊崎氏は「書評家の役目」に業界の善意の応援団であることを前提として求めている様だ。そして、書物を愛する者であることを求めている様だ。
豊崎氏自身の「作品」である書評を含め、存命の著者の実例を挙げ比較する姿勢は、波紋を広げるであろうが、本書の読者にとっては有りがたい。
「書評業界」の楽屋話を含め、ニッチに攻め込んだ一冊である。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334036198/ref=cm_cr_mts_prod_img
ニッポンノショヒョウ コウブンシャシンショ
光文社新書
ニッポンの書評
豊崎 由美【著】
光文社 (2011/04/20 出版)
230p / 18cm
ISBN: 9784334036195
NDC分類: 019.04
価格: ¥777 (税込)
詳細
いい書評とダメな書評の違いは?
書評の役割、成り立ちとは?
一億総書評家時代の必読書。
第1講 大八車(小説)を押すことが書評家の役目
第2講 粗筋紹介も立派な書評
第3講 書評の「読み物」としての面白さ
第4講 書評の文字数
第5講 日本と海外、書評の違い
第6講 「ネタばらし」はどこまで許されるのか
第7講 「ネタばらし」問題日本篇
第8講 書評の読み比べ―その人にしか書けない書評とは
第9講 「援用」は両刃の剣―『聖家族』評読み比べ
第10講 プロの書評と感想文の違い
Amazonのカスタマーレビュー
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引き続き、『IQ84』の書評をめぐって
トヨザキ流書評の書き方
対談 ガラパゴス的ニッポンの書評―その来歴と行方
著者紹介
豊崎由美[トヨザキユミ]
1961年生まれ。ライター、ブックレビュアー。「GINZA」「本の雑誌」「TV Bros.」などで書評を多数連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)