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歯科技工士・岩澤 毅

日本歯科技工士連盟 2016年度 第1回評議員会 杉岡会長挨拶

2016年03月19日 | 森元主税
2016年3月19日

日本歯科技工士連盟会長 杉 岡 範 明

 本日はご多忙の中、2016年度 第1回評議員会にご出席いただきありがとうございます。早いもので、私が会長として日本歯科技工士連盟の執行をお預かりいたしました任期の総括の評議員会となりました。

 2月28日(日)には、悲願であった全国統一による「歯科技工士国家試験」が、北海道、東京、大阪、福岡の4会場で実施されました。当日は約3万7000名のランナーが参加した「東京マラソン2016」の開催日であり、試験会場である日本歯科大学生命歯学部付近の外堀通りがマラソンコースになっている関係で、国家試験本部詰めの仕事を務めていた私も、不測の事態なども心配いたしましたが、大きな混乱もなく、全国4会場ともスムーズに試験が実施されましたことを、報告したいと思います。

 評議員の皆様には、この全国統一歯科技工士国家試験」実現も、公益社団日技と日技連盟の綿密で重層的な連携が力となり実現したことを確認して頂きたいと思います。この公益社団日技と日技連盟の連携が、歯科技工士に関する全ての政策実現の基盤になります。
この間、日本歯科技工士連盟は、「歯科技工士に関する制度推進議員連盟」と着実な関係を築いてまいりました。その一つの象徴が議員連盟所属議員による都内歯科技工所見学でした。これが後の政策実現に好影響を与えています。現在、議員連盟所属議員による歯科技工士養成機関訪問が計画されております。近日、実施される予定です。訪問を受け入れて頂く関係者に感謝いたします。

 議員の現場を訪ね歯科技工士の実情を見聞し、政策の実現を図るという姿勢と歩みを共にしたいと思います。今後さらに「歯科技工士に関する制度推進議員連盟」所属議員と深く幅広い信頼関係構築により、歯科技工士の懸案解決を進めて行きたいと思います。

 18歳選挙権が実現し、マスコミや学校教育を含め、政治と私たちの生活の関係を取り上げる機会が増えてきています。従来、ややもすれと政治から距離を置く社会の雰囲気から、より政治を知り更には参加する方向へと論調がシフトしてまいりました。日本歯科技工士連盟は、過去に「政治連盟」との名称で活動した時代もありましたが、政治が政策を実現していくダイナミックな姿の理解共有を、学生や若者を含め更に進めてまいります。

 夏には、参議院議員選挙予定され、また衆参の同日選挙もささやかれています。正に、日本歯科技工士連盟の動向に内外から視線が注がれます。「恩を知り恩に報いる」という人としての振る舞いを大事にして行かなければなりません。
歯科技工士の未来構築に向け、現在までの布石の上に、継続する力でさらに懸案解決に挑戦する体制を整えたいと思います。本日は、宜しくご審議をお願いいたします。

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