古橋博美 国民に信頼され尊敬される組織に新たな価値創造のプロセス“日技新発展「７（セブン）」プラン”

公益社団法人　日本歯科技工士会
地域別意見交換会(タウンミーティング)用資料

http://www.nichigi.or.jp/site_data/nichigi/files/nichigi_7plan.pdf

はじめに

国民に信頼され尊敬される組織に
新たな価値創造のプロセス“日技新発展「７（セブン）」プラン”

　本会は、国の公益法人制度改革に伴い法人法、認定法の求める「民による公益の増進」の一翼を担う組織へと自己改革に挑戦し、2012年4月1日に公益法人登記を終えました。更にその事業内容をより進化させ、「国民に信頼され尊敬される組織」へと歩みを進めます。この道は、歯科技工士組織の「新たな価値創造のプロセス」と言い換えることが出来ます。

　この20年の日本経済のデフレ状況、少子高齢化の進展を背景に、ことに歯科技工に関わる局面においては、歯科医療機関での受診者数の減少、歯科技工経済のボリュームの低下傾向、歯科技工士教育機関の入学者の減少等経済面からは著しい閉塞状況が続いています。

　この影響は、日技においても、若年層歯科技工士の離職問題、会員数の減少傾向等の形で顕在化しています。日技には、この様な時代状況の中、歯科技工士の将来展望を見据えた歯科医療を支える歯科技工士のナショナルセンターを持続的に発展させ充実させる、より具体的な方向性を示すことが求められています。

　この認識に立ち、日技執行部は本会役職員から選抜した中長期総合計画検討委員会を組織し、5～6年先を見据えた中長期総合計画の策定作業に入りました。更には、その策定作業を広く全国の歯科技工士の皆さまと共有し、より多くのご意見を伺うべく全国6ヵ所で開催するタウンミーティングやパブリックコメント等の手法も取り入れ、広く全国の歯科技工士の叡智を結集すべく作業を開始しました。

　本資料集は、中長期総合計画検討委員会が検討を重ね、更に細部にもこだわり、印刷作業のタイムリミットを迎えるその時まで、表現等を含め改訂を繰り返したものです。

　全国の歯科技工士の皆さまが本資料集を手に、第一のステップとして中長期総合計画検討委員会の本会の将来に対する思いと考え方、その工程を広くご理解いただいた上で、中長期総合計画“日技新発展「７（セブン）」プラン”の策定作業にご参加をいただき、共に歯科技工士組織を「国民に信頼され尊敬される組織」とする、新たな価値創造の道へと歩みを進めていただきたいと思います。

　皆さまの叡智と行動が、歯科技工士のナショナルセンターを強靭な組織へと導きます。

2013年7月

公益社団法人　日本歯科技工士会
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