大人には、敢えて言わなければならない時もある。, 2014/2/11
By 歯職人
小田嶋隆氏による雑誌連載(『新潮45』)を中心としたコラムの集積である。
タイトルの「ポエムに万歳!」に係る、街に溢れる「ポエム化」した言葉と言説への強烈な違和感を、著者の小田嶋氏がその始源を探り、相対する。
大人には、多勢の包囲され、戦局不利を承知の上で、敢えて言わなければならない時もある。身を挺して、壁とならなければならない時もある。こんな感想を抱かせる一冊です。
消しゴム版画家ナンシー関氏が没して後以降、嫌味のない切れ味の鋭いコラムに出会うことは少ないが、今の社会に渦巻く「ポエム化」を射程に入れた本書の「1 ポエムに万歳!(ニュースがポエムになるとき;「ポエム」化する日本 ほか)」は、その視点と言語化作業、タイトルの妙で「星五つ」とした。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9D%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%81%AB%E4%B8%87%E6%AD%B3-%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%B6%8B-%E9%9A%86/dp/4103349514/ref=cm_cr_pr_product_top
ポエムに万歳!
小田嶋 隆【著】
価格 \1,365(税込)
新潮社(2013/12発売)
サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
商品コード 9784103349518
NDC分類 914.6
目次
1 ポエムに万歳!(ニュースがポエムになるとき;「ポエム」化する日本 ほか)
2 事件はスマホで起きている(「動員の革命」か大人の遠足か;電子メールはあと2年で終わる ほか):3 制御された欲望(レッズサポに「群集」の未来を見た;ファッションを考える ほか)
4 オレの責任じゃない(偽装の発生過程;高齢者の犯罪 ほか)
巻末対談 ポエム考―CMプランナーにして、作詞家。麻生哲朗さんと。
著者紹介
小田嶋隆[オダジマタカシ]
コラムニスト。1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
北朝鮮ばりのニュース原稿に説教くさい五輪招致コピー、野放図な自分語りはもはや私生活ストリップ。日本は「ポエム」であふれてる!
自分自分自分……自分語り大好き! 日本は??鳥肌もの?ポエムであふれてる。北朝鮮ばりのニュース朗読に説教くさ~い五輪招致コピー、野放図な自分語りはもはや私生活ストリップ……現実を直視したくない人たちの間で、意味より雰囲気重視で成り立つポエム・ワールド。個性って素敵だよね。でも演出過剰、感情過多は、邪魔くさいよね。名物コラムニストが斬る、社会の隙間の埋め草、ポエムとは?
By 歯職人
小田嶋隆氏による雑誌連載(『新潮45』)を中心としたコラムの集積である。
タイトルの「ポエムに万歳!」に係る、街に溢れる「ポエム化」した言葉と言説への強烈な違和感を、著者の小田嶋氏がその始源を探り、相対する。
大人には、多勢の包囲され、戦局不利を承知の上で、敢えて言わなければならない時もある。身を挺して、壁とならなければならない時もある。こんな感想を抱かせる一冊です。
消しゴム版画家ナンシー関氏が没して後以降、嫌味のない切れ味の鋭いコラムに出会うことは少ないが、今の社会に渦巻く「ポエム化」を射程に入れた本書の「1 ポエムに万歳!(ニュースがポエムになるとき;「ポエム」化する日本 ほか)」は、その視点と言語化作業、タイトルの妙で「星五つ」とした。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9D%E3%82%A8%E3%83%A0%E3%81%AB%E4%B8%87%E6%AD%B3-%E5%B0%8F%E7%94%B0%E5%B6%8B-%E9%9A%86/dp/4103349514/ref=cm_cr_pr_product_top
ポエムに万歳!
小田嶋 隆【著】
価格 \1,365(税込)
新潮社(2013/12発売)
サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
商品コード 9784103349518
NDC分類 914.6
目次
1 ポエムに万歳!(ニュースがポエムになるとき;「ポエム」化する日本 ほか)
2 事件はスマホで起きている(「動員の革命」か大人の遠足か;電子メールはあと2年で終わる ほか):3 制御された欲望(レッズサポに「群集」の未来を見た;ファッションを考える ほか)
4 オレの責任じゃない(偽装の発生過程;高齢者の犯罪 ほか)
巻末対談 ポエム考―CMプランナーにして、作詞家。麻生哲朗さんと。
著者紹介
小田嶋隆[オダジマタカシ]
コラムニスト。1956年生まれ。東京・赤羽出身。早稲田大学卒業後、食品メーカーに入社。1年ほどで退社後、小学校事務員見習い、ラジオ局ADなどを経てテクニカルライターとなり、現在はひきこもり系コラムニストとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
北朝鮮ばりのニュース原稿に説教くさい五輪招致コピー、野放図な自分語りはもはや私生活ストリップ。日本は「ポエム」であふれてる!
自分自分自分……自分語り大好き! 日本は??鳥肌もの?ポエムであふれてる。北朝鮮ばりのニュース朗読に説教くさ~い五輪招致コピー、野放図な自分語りはもはや私生活ストリップ……現実を直視したくない人たちの間で、意味より雰囲気重視で成り立つポエム・ワールド。個性って素敵だよね。でも演出過剰、感情過多は、邪魔くさいよね。名物コラムニストが斬る、社会の隙間の埋め草、ポエムとは?