2010年1月7日
しんぶん赤旗/読者の声「読者の広場」
歯科技工士の苦境をただす
小塚 毅(歯科技工士 49歳)
歯科技工の問題を取り上げた昨年末の記事を、興味深く読みました。NPO法人「みんなの歯科ネットワーク」の小林理事(歯科技工士)は、共産党の小池さんとの懇談で、「今朝も5時まで働いてきた」とのことです。
この異常さは、歯科技工の世界では決して珍しい話ではありません。患者の健康のために働く人が、この様な働き方では長続きするはずがありません。若い歯科技工士の離職が増えるのも、当然です。救急救命や産科の医療が、医療関係者の懸命な自己犠牲の上に成り立つ構図と似ています。
歯科技工という取引先が歯科医院に限られる取引では、公的に歯科医師と歯科技工士と患者が納得できるルールや制度をつくることが、大切と思います。そのルールが歯科医師と歯科技工士の協力関係を築き、患者の安心を支えると思います。
単純に「市場に委ねる」ことの出来ない分野に政治が光を当てることが必要です。現場の歯科技工士や歯科医師の声を受け止める政治であって欲しいと思います。
しんぶん赤旗/読者の声「読者の広場」
歯科技工士の苦境をただす
小塚 毅(歯科技工士 49歳)
歯科技工の問題を取り上げた昨年末の記事を、興味深く読みました。NPO法人「みんなの歯科ネットワーク」の小林理事(歯科技工士)は、共産党の小池さんとの懇談で、「今朝も5時まで働いてきた」とのことです。
この異常さは、歯科技工の世界では決して珍しい話ではありません。患者の健康のために働く人が、この様な働き方では長続きするはずがありません。若い歯科技工士の離職が増えるのも、当然です。救急救命や産科の医療が、医療関係者の懸命な自己犠牲の上に成り立つ構図と似ています。
歯科技工という取引先が歯科医院に限られる取引では、公的に歯科医師と歯科技工士と患者が納得できるルールや制度をつくることが、大切と思います。そのルールが歯科医師と歯科技工士の協力関係を築き、患者の安心を支えると思います。
単純に「市場に委ねる」ことの出来ない分野に政治が光を当てることが必要です。現場の歯科技工士や歯科医師の声を受け止める政治であって欲しいと思います。