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歯科技工士・岩澤 毅

アリとキリギリス

2010年02月02日 | 草の根研究会・みんなの歯科ネットワーク
NPO法人みんなの歯科ネットワーク

会の最新情報

2010年2月 2日 (火)

アリとキリギリス

先日、神奈川県技工士会主催の講演会を聞きに行った。

講師は秋田県技工士会の岩澤氏で、この方は

以前にみな歯科のメルマガに「歯科の棘を抜く」と題した

7:3問題の本質を見抜く論文を書いて下さった方だ。

期待通りの講演内容で、次回はぜひみな歯科の勉強会

で講演して頂けないかとお願いをした。

この講演の中で岩澤氏は「アリとキリギリス」の話を

引用して、医科と歯科の保険制度への関わりの違いを

説明した。つまり医科はせっせとデーターを集め、

それ根気良く積み上げ、診療報酬に反映させていく。

しかし、歯科はそういう「面倒なこと」はすっ飛ばして

政治的手法に終始するということだ。

さて今回の改定率は歯科が異例の大幅アップとなった。

これがどういうことなのか、本当のところは闇の中だが、

いずれにしても「アリ」のようにせっせとは働いた

効果ではなさそうだ。

「アリとキリギリス」の話は日本では最後にアリが

キリギリスを助けるというオチだったと思うが、

オリジナルはどうやらそれとは違ってキリギリスはとんでもない

結末を迎えるらしい。

私はそれが歯科界と本当に重なってしまわないことを願うばかりだ。


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