やさしい医療経済学 (単行本) 大内 講一 (著)
単行本: 184ページ
出版社: 勁草書房 (2005/02)
ASIN: 4326700521
サイズ (cm): 21 x 15
医療従事者に優しい医療経済学解説, 2006/12/10
レビュアー: 歯職人
医療経済学に関する書籍の中でも、医療従事者が仕事の傍ら紐解く場合の入門書として最適と考える。
ややもすねと医療経済学の入門書が、経済学の学説史や経済学の基本概念から説き起こすことにより、医療従事者を遠ざける傾向を持つが、著者の工夫と努力は、伝えるべき対象として医療従事者を設定し、医療従事者が一度は耳にしたであろう「薬価差益」「中医協」等を提示し、それらの解説を通し読者の興味を遠ざけない。
医療従事者の視点が現場発であることの利点を持ちながら、ややもすると極めて狭く医療供給体制の現在の把握すら疎かになっている傾向は否定できない。
本書は、医療従事者のみならずそれらを志す学生、医療のあり方を考える国民に対しても「やさしい医療経済学入門第一歩」となっている。
目次
第1章 国民医療費と医療制度
第2章 医療の経済効果
第3章 医療サービスの供給
第4章 医療サービスの需要
第5章 医薬品の製造・流通
第6章 医療サービスの料金
第7章 医療費の審査支払制度
第8章 医療制度改革
単行本: 184ページ
出版社: 勁草書房 (2005/02)
ASIN: 4326700521
サイズ (cm): 21 x 15
医療従事者に優しい医療経済学解説, 2006/12/10
レビュアー: 歯職人
医療経済学に関する書籍の中でも、医療従事者が仕事の傍ら紐解く場合の入門書として最適と考える。
ややもすねと医療経済学の入門書が、経済学の学説史や経済学の基本概念から説き起こすことにより、医療従事者を遠ざける傾向を持つが、著者の工夫と努力は、伝えるべき対象として医療従事者を設定し、医療従事者が一度は耳にしたであろう「薬価差益」「中医協」等を提示し、それらの解説を通し読者の興味を遠ざけない。
医療従事者の視点が現場発であることの利点を持ちながら、ややもすると極めて狭く医療供給体制の現在の把握すら疎かになっている傾向は否定できない。
本書は、医療従事者のみならずそれらを志す学生、医療のあり方を考える国民に対しても「やさしい医療経済学入門第一歩」となっている。
目次
第1章 国民医療費と医療制度
第2章 医療の経済効果
第3章 医療サービスの供給
第4章 医療サービスの需要
第5章 医薬品の製造・流通
第6章 医療サービスの料金
第7章 医療費の審査支払制度
第8章 医療制度改革