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歯科技工士・岩澤 毅

杉岡範明 日本歯科技工士連盟2015年度第1回評議員会挨拶

2015年03月21日 | 森元主税
http://www.nichigi-renmei.jp/picb/20150601142530.pdf

2015年3月21日
日本歯科技工士連盟
2015年度 第1回評議員会 杉岡会長挨拶

国民の健康増進に寄与するために
懸案解決を前に進める

日本歯科技工士連盟会長 杉 岡 範 明

 本日は年度末のご多忙の中、2015年度 第1回評議員会にご出席いただきありがとうございます。

 早いもので、私が会長にご信任いただき、一年が経とうとしています。この一年間、私たちは、前執行部が築いた成果を成就せること、また、年末の突然の総選挙にも対応しながら、歯科技工士の懸案の解決を図るために政治行政に対する突破力として、あるいは現実を動かす動力となるべく、「歯科技工士に関する制度推進議員連盟」との緊密な関係を力に、課題解決に果敢に挑戦して参りました。

 個別分野の報告は、後ほど担当役員より行いますが、長年の懸案であった歯科技工士国家試験の全国統一化と歯科技工士国家公務員の待遇に関わる医療職俸給表(二)初任給基準表は、共に本年4月1日から「歯科技工士法一部改正」と「人事院規則一部改正」の施行によって、確実なものとなました。

 総選挙に際しては、私も各地を訪ねさせて頂きましたが、行く先々で議員連盟所属の代議士や事務所の方より、地域の歯科技工士連盟の皆さま様の誠実な活動に、多くの感謝の言葉をいただきました。改めて、皆さまに心から感謝申しあげます。

 昨年11月の第2回評議員会でお約束した、これからの日技連盟活動に、「keyword」として「体感」を加え、政治に距離感を持っていた若手や女性の歯科技工士の皆さんにも積極的に関わっていただき、私たちに必要な政治を形作る。そのための中央と地域の歯科技工士連盟の活性化を進めなければなりません。

 準備の暇もない突然の選挙の中でしたが、議員連盟という新しい枠組みで活動された選挙区では、若手や女性の歯科技工士の皆さんにとって、姿が身近に見え、手で触れる事の出来る、実感の持てる連盟活動が、歯科技工士組織に対する理解と参加意識の広がりの何よりの近道なのだと言うことを再認識していただきました。

 日本歯科技工士連盟の政治活動は、右でも左でもありません。国民の健康増進に寄与するために歯科技工士の懸案解決を前に進める、その一点だけです。どうか今後も、歯科技工士に必要な政策活動を推進する中央と地方の歯科技工士連盟の効果的な組織運営にご尽力いただきますようにお願いいたします。

 最後に、先日天皇皇后両陛下ご臨席の下、「東日本大震災4周年追悼式」が行われ、出席してきました。実は前回の評議員会の前日に、ここに居られるお一人から電話をいただき、「会長、復興は未だ道半ばです。助け合うことこそが組織たる所以です。連盟組織として被災県技連盟に配慮をお願いいたします」というお話でした。勿論、名乗られての爽やかな申し入れでした。古橋前会長もいつもこのことに思いを馳せていましたので、改めて私も被災県技の意向をお聞きして、皆さまの善意を伝えたいと思っています。

 本日は、歯科技工士の未来構築に向け有益な時間となりますようお願い申し上げ、挨拶といたします。

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