http://www.quint-j.co.jp/web/newspaper/
新聞クイントをオンライン版でお試し閲覧できます。会員登録されると、全ページの新聞クイントが閲覧できるだけでなく、そのほかの会員コンテンツが無料でご利用いただきます。
新聞クイント第240号 (2015年12月10日発行)
萬人一語 自分の仕事の魅力を伝えるのはだれか
歯科が世間に提供する話題は、時として大きなマイナスを残すものがある。それでも、多くの歯科関係者は、このマイナスをプラスに変えるために賽の河原の石積みとは決して思わず、日々不断の努力を続けている。
歯科技工に関する話題と言えば、「長時間労働」「低賃金」「若年者の高離職率」であり、就業歯科技工士の高齢化が、ここ十数年の相場となっている。これらの総和が、歯科技工士志願者の減少問題として我々の前に突き付けられている。18歳人口の減少という条件と日本の人口減少時代の到来にあって、従来同様の養成数を維持する必要性はないものと思われるが、歯科医療を支える基盤的、骨格的人材の確保の必要性は、関係者誰もが認めるものではないだろうか。デジタルデンティストリーの進展は、デジタル機器を適正に使いこなし、歯科医師の意図する咬合再建に貢献する歯科技工士の存在を前提とする。
著者はこのたび、『歯科技工のおもしろさ-未来の歯科技工士へ-』(日本歯科技工士会編、口腔保健協会発行)の編集に携わった。本書は、歯科技工士自身が歯科技工のやりがいと面白味、その中にある苦悩を率直に高校生世代に伝えることを目指したものだ。
本書が、歯科技工士や歯科関係者のご協力により、高校生の身近にある公立図書館や高等学校の進路指導室や図書室、公民館の図書コーナーなどに広く届けられ、思いを伝え、歯科技工再生への転回点となることを願う。(岩澤 毅・日本歯科技工士会常務理事)
-----
http://www.quint-j.co.jp/web/whatquint/
Quint Dental Gateとは?
Quint Dental Gateは、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、その他歯科業界に関わるあらゆる分野の方にとって有益な情報を供給し、みなさまにとって価値のあるサービスを提供する歯科のポータルサイトです。歯科の最新用語を調べることが出来る「異事増殖大事典」。ご登録は無料です(会費もありません)、ふるってご参加いただきQuint Dental Gateのさまざまな情報とサービスをぜひご利用ください。