住宅街の毒ガステロ

2012年11月22日 22時20分29秒 | Weblog


住宅街の一角にある今の家に越してきたのは、およそ3年前のことでした。

歩いて1分もかからない所を一級河川である元荒川が流れ、

その川土手には100本もの桜が植えられています。

 

春になると花見客などでちょっとした賑わいをみせたりしますが、

普段は子供たちの遊ぶ声しか聞こえてこないような静かな町です。

 

近くにビルは無く、二階建ての一軒家ばかりなので、

空も広く、風通しもよく、近所の人もやさしい人ばかり・・・

 

 

そんなのどかな町に、突然その惨劇はやってきました。

 

 

 

 

 

その時僕は、家のキッチンにいて

いつものように料理を作っていました。

 

キッチンの小窓から外をのぞくと、

近所のおばさんたちが楽しそうに井戸端会議の真っ最中です。

 

中でもいちばん元気なのが、すぐ隣のオバさんで、

いつもニコニコと挨拶をしてくれるそのオバさんが、僕は大好きでした・・・

 

 

そう、僕はオバさんが大好きでした・・・

 

 

 

突然!

本当に突然の出来事です

 

楽しそうに談笑していたオバさんたちの声が、急にやんだかとおもうと

次の瞬間、みんなが苦しそうに咳きこみだしたのです。

 

オバさんは、助けを求めようとしているのか、

キッチン側の壁から回り込み、僕の家のリビングのサッシをどんどん叩いています。

よほど苦しいのか鬼のような形相になって

僕に何かを訴えかけようとしています!!

 

 

 

そんなオバさんをみて、僕も

「おばさん・・・おばさ~ん><!!!」

その時はすでに僕も気付いていました。

そうです、叫びたくても

僕自身、声を出すことができなくなっていたのです。

 

 

 

 

「おばっゴホゴホっ・・さん・・・おばさぁぁぁぁぁ~ん><!!!」

 

 

 

 

 

そして僕がサッシを開けると

おばさんは、最後の力を振り絞るかのように

 

叫びました

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんたっっ!!いったい何作ってんのっ(; ・`д・´)!!!」

 

 

ご・・・ごめんちゃい・・・o(;△;)o

 

 

 

おばさんたちは、ちょうど換気口の真下で話していたので、

僕の作っていた料理の煙を、モロに吸ってしまったのです。

 

その時の料理は、何の変哲もない(?)焼きソバだったのですが

ただ、その時にドバドバ入れてしまった調味料が

 

これです

注意書きにはこうかいてありました

~このソースは想像を超える辛さであるため、
 お子様、心臓の弱い方はご使用の際にはじゅうぶん注意してください~

 

ですとっ・・・

 

焼きそばにこのソースを入れて焼いた時の

煙はまさに殺人兵器です。

 

真剣に息ができなくなります~

 

 

 

こういうときあるよね

 


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