それは昨年の10月中旬
交流のあった社会福祉協議会職員から
メンバーに寄せられた電話から始まりました。
「猫に関する知識経験がなく力を貸してほしい」と
地域包括支援センターのケアマネージャーの案内で
入らせて頂いたご自宅の1室には
大小5台のケージの中に6頭の猫がいましたが
うち2頭が既に衰弱して亡くなり
運び出された後でした。
おそらく餓死だろうと思われます。
猛暑の夏の終り頃
元気そうだったご主人が突然亡くなり
その後1人残された奥様。
ケージの子を含め10数頭の猫と暮らしていた屋内には
悪臭が立ち込め、飢えて泣き叫ぶ猫のいるケージの床や
空になった食器の中には、糞尿が溜まっていました。
それよりは、まだましな環境の室内飼いの猫も
不安そうに逃げ回る子ばかりでした。
猫好きな奥様は、毎日の餌やりやトイレの設置など
やれていたはずの日常の猫の世話が
困難な状態にまで認知症が進行していました。
2階にいる3頭(?)
1頭は雨戸が閉まった真っ暗な部屋にいたので
真夏もこんな締め切った真っ暗な部屋にいたんでしょうか。。。
2階の子達は、隠れて姿を見せないので
この日は存在を確認できず。
続きます。