動物愛護センター登録団体となり
センター引き出しにより
今まさにたくさんの乳飲み子達。
春になると本当にもの凄い数の子猫達が
産まれているのだと実感します。
動物愛護センターから連絡が入り
続々と乳飲み子達がやって来ます。
ミルクボランティアの方々がスタンバイし
受け入れ態勢を整えます。
温度調節が出来ない子猫達は温度管理が重要です。
乳飲み子達は最初から上手に哺乳瓶で飲めません。
シリンジと言われる注射器でこまめに飲ませていきます。
冷めてしまえば飲まないので
何度も温めては飲ませます。
頭数がたくさんになれば寝る時間もないほど大変なのです。
哺乳瓶で上手に飲めるようになれば授乳の時間も短くなり
2時間おきが3時間おき
ミルクの時間をあけられるようになります。
ベテランボランティアさんともなると
一人でこれだけの頭数を見てしまう。
乳飲み子から離乳する頃
また他の乳飲み子も見る。
本当に凄いですね。。
どんどん募集をかけていき
お見合い、お届け
メンバー総出で大忙しの今。
どんどんご縁を結んでいかなくては
次の子達が入れられないのです。
離乳した子達から順番にお届けしていきます。
今回私が担当した2頭。
この子達は愛知県から岐阜県へ
それぞれ違うお宅に行く子達。
距離があるので同じ日に2頭一緒にお届けします。
この日の岐阜県は30°越え
最初は元気に鳴いていましたが
子猫の体は熱くなるし
呼吸も荒くなるし
もうこっちがバクバクでした。
1軒目
ささっと大切な話を済ませ
契約書を記入していただき
この子を託します。
2軒目。
元気に走り回りお水を飲む。
ここまで来たらもう安心です。
愛護センターから来た子達は
どこで産まれ、どのように来た子達なのか
私達にはわかりません。
兄妹で一緒にいた子達は
今日から別々の暮らしとなります。
だけどね、寂しくなんてないんだよ!
あなたにはお兄ちゃんがいるんだからね!
あなたにはお母さん?お姉ちゃん?がいるんだからね。
ちょっとびっくりしてるけど
すぐに仲良くなれるから(*´▽`*)
お届けが終わった帰り道
ほっと力が抜けたのかな。。
涙が出てきました。
いろんなところで子猫は産まれていて
誰にも見つけてもらえることもなく
亡くなっていく子はたくさんいます。
頑張って生き残れたとしても
そこは過酷な世界なのです。
何らかの理由で愛護センターに持ち込まれ
そこで亡くなったであろう子達が
たくさんの人達の手により
今こうしてここに来ました。
お届け日を待ちわび
可愛い名前をつけてもらい
家族の一員として
これからこの子はここで暮らします。
たくさんの愛や優しさ、温もりを知ることになるのです。
そりゃあね、泣けちゃうよ。
中にはね、状態が良くない子
助けられなかった子もいるんです。
ミルクの飲みが悪く
獣医さんへ何度も連れて行く。
私には感動しかありません。
助けられなかった子達の分まで幸せを願う。
そこに「ねこネットあま」の強さがあるんだろうと思います。
ミルクボランティアさん。
それから、ミルクはできないけどあづかりさんならと
名乗り出て下さる方達。
お仕事をしている方がほとんどです。
そして。。
こうして物資を送って下さる方々。
北海道とか凄く遠方から届くこともあり
そんな遠くから見ていて下さる方がいる!
応援して下さっている方がいる!
私達の力になっているのです。
たくさんの力が大きな一つの力となり
今日もまた命を繋いだ子
幸せをつかんだ子がいるんです。
そんな歓喜余った涙のお話でした。
by 会員K