18日(月)
突然こんな知らせが入りました!
「おばあさんの家が強制退去となり
裁判所の執行官、弁護士、大家さんが本日立ち合い
あの家はもう入ることができなくなるかもしれません」と。
は??
あまりにも急な事で
一瞬頭が真っ白になりました。
「猫達は?
猫達はどうなるんですか?」
もしそれが本当なら
私達はもう中に入ることもできなくなります。
あまりも突然すぎます。
執行猶予があるかどうか確認してもらいます。
ここへ通うようになって1か月くらいでしょうか。
いろんな想いがよみがえります。
みんな逃げて行きました。
それから少しづつ距離を縮めていき。。
年金暮らしのおばあさん
お金の出所がない今回の相談は
団体としてお断りする案件です。
それでもここへ私が来た理由。
私に何かできることはないのだろうか?
部屋に入り、状況を見る。
16頭の猫達がここにはいました。
2頭はすでに貰われていき
14頭の子達がいます。
入院したおばあさんが戻るまでに環境の改善と全頭の不妊手術。
譲渡の可能性がある子の引き出し。
やれることからやっていく決意をしました。
やれることからやっていく決意をしました。
その日に保護しました。
残り13頭。
↓保護した子の母猫。
この子は何度か出産経験があり
おばあさん自ら避妊手術済。
こうして毎日ここでこの子達と過ごしおばあさんは本当にここへ戻ることができるのか?私がここへいつまで通える?何頭引き出せる?私を覚えていってくれているこの子達を見ては何度も何度もそんなことを想っていました。私は逆にこの子達にかわいそうなことをしているのではないか?「また来るからね。」毎日悲しい気持ちになりました。おばあさんがここへ帰ってくることはありません。それどころかこの子達が。。。どうしたらいいの?この子達はみんな殺されてしまうの?しばらく時間が経ち代表から連絡がありました。代表「執行猶予は1か月ほどあるようです。その日までに猫を全頭あそこから出さなくては保健所行きです。立ち合いは今日ではなく水曜日。一緒に立ち会いましょう」20日(水)AM10:00ねこネット代表と私全7名で現場の立ち合いが始まりました。逃げて行く猫達。私はおばあさんと2回だけ会いました。おばあさんの事情、大家さんとのやり取り私にはわかりません。おばあさんは一人寂しく暮らす中で猫を入れました。きっとこの子達がおばあさんの家族であったに違いありません。不妊手術というものがない時代の方。増えてしまったのは結果であり強制退去になったのにも理由があります。ただただ残る悲しい気持ち。何も知らないこの子。執行猶予は約1か月。3月17日までとなりました。どこまでできる?せめてもう1か月欲しかった。だけどそんなことを言っていてもたくさん涙を流しても私が泣いたところで1頭も救うことはできません。ここまでで全頭の不妊手術が終わり衰弱した1頭不妊手術時3頭の子達を保護していました。残るは10頭の子達。メンバーIさんの元へ。初めての狭いケージ。それでもこの子達はおもちゃに手を出す余裕すらありました。良かった。。夜メンバーから送られてきた写メを見て涙が溢れました。おばあさんのおうちではなかった光景。きっと不安で心細くて頼るのはこの子だけ。大丈夫だからね。今回何人かの預かりさんが手を上げてくれました。でも、1か月通った私にでさえ近くに来ない子もいます。全頭写真でおばあさんに確認しても知らない猫がいる。野良の子が入ってきている。言ってることが曖昧です。私の願いはもちろん全頭保護です。1か月通い、触れない子でもみんな可愛い。でも、慣れない、里親に出せない子は預かりさんにもお願いできません。ずっとケージ暮らしではその子自身もかわいそうです。野良の子は、慣れない子は元の場所に戻すこともその子にとっては最善なのではないだろうか?一刻と迫るタイムリミット。気持ちは焦りますがやれることをやるしかありません。とりあえずメンバーの元で馴れ具合を見て病院へ連れて行ける子から健康チェックを済ませ預かりさんの元へはそれからです。苦しい想いでここへと向かいました。不妊手術の際一通り捕獲しているここの子達。保護を決めても当然2回目は更に難しい。どの子ならいける?そんなことを毎日考えていました。そして23日(土)そのまま2頭一緒に預かりさんの元へ。次の保護を決行します。24日(日)2頭保護予定。まずはキャリーで保護出来る子は保護します。使うのはこれ↓その子達はまたたびに反応がいいかどうか事前に試していました。
キジ♂2頭保護。
馴れてくれるだろうか。。
残るは6頭の子達。
この子達はわかっているのだろうか?
成猫の譲渡は厳しいです。
預かりさんも長期戦を覚悟してもらわなければいけません。
それでも名乗り出て下さる方に
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます<(_ _)>
刻一刻と迫るその日。
保護した子達が新しいおうちでも
こんなにも愛らしい姿になれることを
私は願っています。