蝉骸 2020年07月12日 15時55分00秒 | 短歌 自然公園を散歩していると、まだ鳴声を聞いたことがないセミが仰向けに転がっているではありませんか~。 まだ逝くには早すぎる~ 蝉骸よ 三日の命 与えられしに 熱き夏の陽 待たずに 逝くか
恋心 2012年05月09日 21時57分00秒 | 短歌 君の隣で内気の僕が話しかけた 言葉はひとつ「消しゴムかして」 偶然に同じクラスになったけど そしらぬふりの君がまぶしい 黒板の文字をノートに写すとき 見えないふりして君のを借りる 寒いねとかけてくれたジャケットの あなたのにおいがドキドキさせる ふふふっと 二人笑って春の日の カフェのテラスにふふふが満ちる