やればできる!
昨年12月行われた白百合醸造ワインラベルコンペ(銀座一丁目BartokGallery)で山の辺書房自分史編集室併設デザインスタジオ専属画家向井靖子が一位優勝しました。画業をはじめて20年、道なき砂漠を一歩一歩歩いた結果と自負している。大変な世の中だが強い信念を持って目的をめざせば何かが起こる。これ人生の極意かも。
優勝作品
彼女の水彩画はクリーマで販売中。どうぞよろしく。
今回のコロナ禍――自然と対峙することの大切さが身にしみますね。
苦しんでおられる多くの皆様、砂漠を一歩一歩歩くつもりで頑張ってくださいね。このトンネルかならず出口があるはずです。
お家時間続く……
せめて、読書三昧で「素朴な自然と対峙した実話」
を味わっていただければ〝何か?〟を感じていただけるのではないでしょうか?!
山の辺書房自分史編集室出版のアマゾンKindle電子書籍全書籍をご紹介します。お気にめすものがありましたら是非お読みください。
※書籍販売サイトは全てAmazonKindleです。
●「ど根性.nakagisiosamudokatahanseiki」
[内容紹介]
本稿は、和歌山県の寒村「本宮村」が舞台である。(この地は平成十六年、熊野三山の参詣道としてユネスコ世界遺産に登録され、現在は「田辺市本宮町」となっている)
時は、第二次世界大戦の真っ最中。――昭和十三年正月元旦、主人公は生まれた。生家は村一番の赤貧一家であった。村で電灯が無いのは中岸家だけという有様。屋敷は山の中腹にあり、少しばかりの畑があるのみ。生活は、父親が山師で腕は良いのだが博打好きで、稼いだ金の大半をつぎ込み、負けバクチで大損。母親は家計の足しにと毎日藁草履を作り、それを売りに回って生活費の足しにしていた。時節柄食糧難は大都会のみならずこの寒村にも押し寄せ難渋をきわめていた。この環境で主人公おさむ少年は小学校に入学。朝食抜きで登校。もちろん昼弁当などは無い。昼休みになると独り外に出て、人目につかぬ場所で過ごした。
そんなおさむ少年であったが、稀に見る繊細な性格で、とりわけ母親を第一に思いやるという性格。両親は無類の愛煙家。故に、村の催事後には兄と一緒に吸い殻拾いなどに精をだす。また、近所に住む母親の唯一の友人宅に赴き食事付きのアルバイトをした。同時に草履売りも……。
そんなある日、一大事件が起こる。それは、愛する母親に芋泥棒の嫌疑がかかり投獄されるという事件。このことで村八分に陥る。結果は無罪だったが噂は消えず学校での無視が始まる。
小学六年生卒業間近、またもや主人公に災難がふりかかる。それは父親の怪我。中学入学準備に父の稼ぎをあてにしていたが頓挫。なんとしてでも中学入学準備金が欲しい。そこで主人公は驚くべき行動に出る。――小学生が真夜中〝砂利持ち〟をするという信じられない行為。こうでもしなければ中学入学準備ができないからだ。ここで壮絶体験が始まる。体こそ大柄で村相撲では横綱を張っていた彼だったが、これは強烈体験だった。結果、自分で入学準備を果たす。[ここが本稿の山場]
無事中学入学を果たすが相変わらす家計は火の車。そこで又もや真夜中の土方仕事を続けることになる。――一晩中土方した明け方、母がお粥を鍋に入れて現場へ。朝飯の粥を喉に流し込んで、その足で学校へ直行。そんな生活が卒業までつづく。
中学卒業後、地元の土木工事に従事。このとき〝運命の扉が開く〟――第九章、運命の土塊。
第二部では、地元で仕事が無くなり兄を頼って初めての大阪へ。戦後復興の嵐の中でいろんな体験をする。あいりん地区での日雇い。血を売って飯にありつく信じられない行為。大変貌を遂げる大都会の生活。ここで妻となる女性と知り合う。[激動の戦後復興を垣間見る]そんな中、都合良く地元本宮で大きな仕事がはじまる。
――オレは都会に向いていない。丁度良い潮時と帰郷。彼の悲願〝土建業開業〟という目標に対するチャレンジがはじまる。その後、妻を娶り、悲願の独立を果たす。
開業後、数社の子会社設立。世界遺産登録を機に熊野本宮大社門前に事務所移転。同時に道の駅を開業、更に町議会議員歴任。県下初の温泉付き老人ホーム設立等地域に貢献。
この作品は若い読者を対象としているため、シナリオ手法を取り入れ情景描写に重点をおいた。主人公の心の動きや周囲の人々の主人公への思いやりなど、今は希薄になっている昭和初期の人間模様を描く。――若人のみならず、特に団塊の世代及びそれ以前の熟年層には懐かしい。
●「癒しの山、大台ヶ原 開山行者の生涯」
[あらすじ]
日本百名山の大台ヶ原を知る人は多い。素晴らしい大自然の宝庫である。しかし、この山の萌芽期については誰がどうのうな経緯で開山したのかについて殆ど世 間にしられていない。理由は確かな資料が発見できなかったのだ。
この本は、大台に傾倒した著者が長年の資料探索によって得た大変貴重な幻の資料を入手、二 年の歳月を費やし完成出版したものである。
山愛好家はもとより、一般人も教養として一読しておく価値があります。現に地元近郊の小・中学校では副読本とし て読まれております。今後二度と世にでることがない貴重本といえる。世に大台の本が多々存在するが、単なる山ガイドではない。
初版以来、紙本で三刷りを重ねているが今なお購読希望が後を絶たず、ご要望にお応えして、この度ファイルダウンロード販売を始めました
耶愛好家はもちろんのこと、一般の読者にも驚きの一冊です。
●「大台ヶ原 妖怪伝説」
[あらすじ]
この章は著者の登山日誌を主に、大台の語り部として有名な田垣内政一先生について及び、大台ヶ原に古くから伝わる妖怪物語です。
なかでも、日本オオカミにまつわる珍しい話、及び実話が盛りだくさんで、読んでいて楽しくなるものです。
また、水彩画家、向井靖子女史の描く大台の動植物の原色イラストも満載。
大台ヶ原の不思議体験をご堪能いただければ幸甚です。
●「改訂版 膀胱がん闘病記
人生ポジティブに生きよう」
[あらすじ]
「三人に一人にガンの疑いあり」といわれるガンになってしまった。
ある日突然にそれは起こった。――何時ものように小用に立ち用をたしていると、何と小便が異常に赤い。しかしこの時は「趣味の窯出し作業で疲れが出たのだろうと高をくくっていた。だが、少し不安が残った。
数時間後再度小用に立った時不安が現実のものとなった。ますます赤い。――これは少しおかしいと直感。近くの診療所へ駆け込む。診療所では詳しいことは分からないからと和歌山県新宮市の医療センターへ行くべく紹介状を書いてくれた。早速紹介状を持ってセンターへ直行。「何も問題なければいいのだが……」幾度もつぶやきながらハンドルを握る。――今はとにかく無心で居よう。そうだ、こうなったら今すべきことをするだけだ。あとは、♪ケセラセラだと開き直り検診を受ける。
だが、そこで担当医から告げられた衝撃の事実「膀胱にガンらしきものがありますね」と担当医。「嗚呼、やっぱりそうか」確信ある医師の言葉に頭が真っ白状態。
ここから著者の戦いが始まる。
本書は、物を書くことが好きな著者が、入院ベッドで苦痛と戦いながら記した日記である。単なるメモのような記録であるが、読んでみると常に著者の傍で彼の息遣いを聞いているような雰囲気になる。真実を吐露しているからだろうか。実に不思議な日記だ。普通は退院後に記録としてしたためる類いのものだが、全てのことに超ポジティブな著者のこと、何と、苦悩のベッドのなかで筆をとっている。見事な精神力である。
ガンに罹っている人、そうでない人を問わず、この短編日記が問いかけるものは何か? それは、宗教の言葉を借りればある意味、人生の「解脱」を示唆している感がする。滅多にお目にかかれない珍しい体験記録といえよう。
●「熊野の里山今昔噺
紀州一揆・慶長一揆 その後」
[あらすじ]
★この増補改訂版は特集記事として、日本の城百選の赤木城址を舞台に繰り広げられた紀州残酷物語を「赤木城古伝」として詳しく解説している。
歴史とは何か? 娯楽時代劇に登場する英雄達の武勇伝が後を絶たない。しかしその華やかな舞台の水面下では想像を絶する阿鼻叫喚地獄が繰り広げられていた事実がある。さて、それは……。
●このほど、歴史愛好家として知られている熊野市育生町の杉岡昇さんが、約三年半の歳月をかけ、慶長一揆や今の里山事情などをこまめに探索し電子書籍上下巻二冊を山の辺書房自分史編集室(奈良橿原市)から出版した。本書はその第一巻である。
●「里山今昔噺」は上下二巻構成で、上巻は主に「豊臣秀吉政権末期に勃発した紀州一揆・それに続き慶長年間に最大の戦闘となった慶長一揆」の惨状を古文書や史跡をもとに語り部調で綴ったもの。その中には今も地元で歌い継がれている「行ったら戻らぬ赤木の城へ 身捨てどころは 田平子じゃ」の赤木城古伝や、政権側の残虐行為などが生々しく語られていて、紀州地域の人々には興味深い。
●里山を知るうえで貴重な「噺」であるが特にこの巻は、読む人をして驚愕せしめる内容が色濃く描かれている。
●「いやされる別世界 里山は人生のオアシス」
[あらすじ]
人生100歳時代に贈る〝元気の出る本〟です。
内容は衝撃的ではないが、執筆がすばらしい。他に類をみない語り部調の文章が読者を魅了することだろう。
著者は五年前の紀州大洪水で我が家を無くした。【別冊「平成の大洪水」Kindle出版】
その後、苦難の被災者生活の末里山に終の棲家を求めて移住した。不便極まる里山と決めつけていた山村の地だったが移り住んで〝里山の素晴らしさ〟に目覚めた。
この著者は齢80近くだがその感性は少年少女の如く実に瑞々しい。何事にも興味を持ち観察し挑戦している。
世間では「還暦だの、古希だの、喜寿だの、米寿だの」と我が身を位置づけ自らの老いを実感し納得している。これが人生の必然と決めつけている。長年の習慣でそれは仕方のないことかも。
だが時代は変わった。世界で類を見ない長寿国となった日本。過去の慣例に甘んじることは実に勿体ない。100歳までは時間がたっぷりある。この作者のように、今一度充実した青春に挑戦してみてはどうでしょう。
本書は里山に身を置いて初めて〝歓喜の別世界〟を体感した。著者は、生来好奇心旺盛で超ポジティブな性格。何でも観てやろう、体験してやろうの精神が充実人生になっている。
自然に対する好奇心――森のささやき・小川のせせらぎ・魚や動物・鳥・昆虫――瞬時に移りゆく里山の情景に驚き観察し記録する。その様は少年の絵日記のようである。
著者曰く「つたない語り口じゃが……」と前書きにある。確かに内容的には濃厚ではない。然し、執筆姿勢つまり感性が見事といえよう。その証拠に本書プレリリース時、熟年男子から次のようなメッセージが届いた。
『後期高齢者の自分は日々時の流れに身をまかせ、あてもなく彷徨っていた。そんな折この本を読んだ。そして衝撃を受けた。人間考え方一つでこうも変わるものなのかを実感した。参考にしたい』
――実に意味深な書評だ。
世の中、何でも手に入るすばらしい時代になった。だが、多くの老若男女が挑戦すべき目的を喪失している現実がある。まさに虚無の世界だ。
この本は『人生とは何か?』『生きることとは何か?』『人生の当為とは何か?』という重要なテーマを示唆している。
――金や名誉に固執するだけが人生じゃない。もっと大切なものがあるじゃないか……とクエスチョン。
●「改訂版、平成の大洪水」
★未曾有の水害で生まれ故郷を無くした被災者の赤裸々な記録!
[あらすじ]
多くの災害被災者にぜひお読みいただきたい一冊です。
紀伊半島南部は過去に伊勢湾台風など数々の台風に襲われ、その度に川の氾濫で家屋浸水・水没し大切なものを失った。教訓はあったのだが、この半世紀間殆ど災禍に遭うことがなかった。それで油断していた。
そんな折、平成12号台風が猛烈な勢いで襲ってきた。筆者は過去の経験から、多少の浸水はあるだろうが大したことはないだろうと高を括っていた。避難勧告を無視し、妻と共に二階に籠城した。市の職員の息子にそのことを伝え、風雨の収まるのを待っていた。
ところが、意に反し大変な事態となった。かつて経験したことのない大洪水となったのだ。九死に一生を得て救出されたが、家屋は完全水没し。転居する羽目に。
筆者曰く「この手記を書こうと思ったのは、日ごろの防災に対する心構え・侮ることのない万全の準備がいかに大切かを自身の体験から後世に残すべき」と言う。
避難とは…
被災者の心理とは…
被災後の人生とは…
生き続ける意義とは…
などに焦点を当て実録手記として吐露した強烈な自分史です。
本書発行後各地で話題を呼び、それに呼応してNHKローカルで現地ロケが行われ二度にわたり放映された。
●絵本
「もりからうまれたみどりのこどもビリーちゃん」
[あらすじ]
この絵本は幼児期……1歳から3歳までの人生で最も大切な時期に観て頂きたい短編絵本です。
昔から、人間の一生はこの三年間に有りと言われております。
この大切な時期に是非とも親が読み聞かせることによってお子さまに「イメージ力」を定着させることができるのです。
常識を越えたところに想像力が生まれます。幼児期に受けた感動・意外性はその後の人生において最も重要な「人生の礎」となります。
現在では、ゲームが席巻し親は何の疑いもなく只「子供が喜ぶから」という理由で点数取りや敵を倒す低俗極まりない内容のゲームなどを与え能事足れりと得心している。
幼児期は純白脳です。そこに最も適した絵本を刷り込むことにより人生における考え方に大きな差がでます。
なぜ? どうして? あぁ、そうなんだ! など新しい喜びに接することが大切なのです。
この絵本は、そんな真っ白な幼児の心に貴重な礎をつくるものです。ぜひ、「お子様をひざに抱き寄せ、読み聞かせ」をお願いします。
●「熊野花詩集」
[あらすじ]
世界中がコロナ禍で人心が疲弊している昨今、古来より神々の郷として有名な世界遺産「熊野参詣道」を歩いてみた。
熊野三山は「蘇りの聖地」といわれるようにそこに身を置くと自然に対する畏怖の念が心を洗ってくれる。
参詣道を辿ると紀南特有の草花が出迎えてくれる。そして、彼、彼女たちが何かを語りかけてくれる。
この「熊野花詩集・kumano hanakotoba syū」と題する小冊子はその言葉に耳を澄まし、カット画にそのささやきをそえたもの。
いろんな事情で折れそうになった心・あるいは、折れてしまった心の再生に少しでもお役に立てればという思いで制作した。癒やしの小冊子とでも言いましょうか。
こんな時代だからこそ自然の声を聞き、癒やしの空間に一歩でも足を踏み入れていただきたい。
●「短編シナリオ 嗚呼昭和時代」
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%81%A0%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E9%A0%83%E3%81%AE%E8%84%9A%E6%9C%AC-%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%82%B9-%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%84-%E3%81%B5%E3%81%BF%E3%81%A8-ebook/dp/B07T2NL684/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%9F%AD%E7%B7%A8%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA&qid=1613181297&s=books&sr=1-3
[あらすじ]
この作品集七つは、今では流行らない単純な作品かも……しかし?。
今は人工知能が発達し超情報世界。戦後、何も無い時代には先進国に追いつけ追い抜けを合言葉に突っ走ってきた。結果成果を見た。あまりにも早い進化だった。
だが、その勢いが凄まじかった故、人間にとって最も大事な精神の発達が疎かになり、極端な言い方をすれば、現在社会は人間が人間でなくなってしまった感がある。経済のみを追い求め、我田引水が蔓延している。
大人達はゲームや漫画に没頭、刹那的な快楽をおいもとめている。生活面では大人のおもちゃの如き便利アイテムが氾濫、考えなくてもコンピュータが何でもやってくれる。結果、人間は考えることを止める。イメージ脳の衰退だ。
この脚本は「謎解きドラマ」ではなくシンプル極まりないものだが、何か大切なものを伝えたい思いで書いてみた。 今こそ「原点回帰」が急務ではないか。」
●「悪魔の手引き 短編小説」
[あらすじ]
これらの4作品は、人間の二面性や欠落したイメージ力についてハッと何かを気付かせてくれるもの。
「悪魔の手引き」は、人生の途中で、普段は意識されていない〝潜在意識世界〟が、或る時突然表に現れることがあるという設定。
しかし、通常はバランスが保たれているため具現化することはないが、なにかのはずみでアンバランスになった時果たしてどういう行動に……?
この微妙な心理状態を描いたショートストーリー。
★《天使の使命》
世間を騒がせた悪魔と、次に現れた「天使」の存在理由が明かされるシーンです。
ここでは、人間の弱さ、集団心理など、人間意識が如何に脆弱かを示唆する。
★《乱夢抄》
小さな脳細胞を駆使して、今や大自然を制覇したような思考回路を備えてしまった現代人の群れ。そんな小さな且つ傲慢な人間に対し大自然は容赦なく襲いかかってくる。
刹那的な「文明開化」でイメージ力が鈍化し、結果として、のぼせ上がってしまった。これが、如何に滑稽であるかを見せつけている。
★《時空ドーム》
近い将来、文明が飽和状態を迎え、数々の欲望の産物が地球上に造られ、結果として人間本来の五感が衰退してしまう。その結果、人類総白痴化現象が蔓延。知能を蝕む電子機器 により、豊かな自然が崩壊を迎えた。
●「思い出紙芝居」
[あらすじ]
「忘却とは忘れ去ることなり」かの人気ドラマの名台詞だ。昭和ロマンである。だが「ちょっとお待ちを」と言いたい。忘却で闇に消えることは大変困る。
なぜなら、過去という貴重な根っこから現在へと長い時間をかけ枝葉が成長し〝文化という極上の果実〟を実らせてきたという事実。
「過去は過去だ、今更過ぎ去ったことなどどうでもいい。今は前進あるのみだ」という意見――正論かもしれない。going myway! いい響きだ。
それではここで〝熟した果実〟を食べてみようではないか? 果たして旨いかどうか……。
食リポーター曰く
「あまり美味しくない、みずみずしさがない」
彼のみならず誰もが感じている食感――それが今の社会。熟しすぎた果実はやがて腐り地上に落ちる。
どうもgoing myway と澄まして居るわけにはいかない。あまりにも熟れすぎた果実を当然のこととしてむさぼり食っている現実がある。
「AI全盛時代だ」
「欲しいものは何でも手に入る」
大自然に対する畏怖の念など微塵も見受けられない。一見して〝我が世の春〟を謳歌しているかに見えるが、大変なことが起こっているのだ。つまり感性が鈍化していることに気づいていないという実態。
無目的・指導者のイメージ力減衰――まさに〝虚無の世界〟だ。このまま腐りかけた果実を食べ続けるのか。先が見えない虚無世界。
渋沢栄一大先輩の名言―― 「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」。
〝六十、七十は働き盛り〟是は人生究極の定義である。
腐りかけた果実に飛びつく前に、その大木を支える根っこの養生こそが今最重要課題ではないか。
毎年この時期になると「戦時体験特に原爆被災者の叫びを後世に残さねば」という声が上がる。しかしその進捗状況は思わしくない。何故なのか?
体験談となると難しく考えてしまうからだろうか? 山の辺書房では、「苦しむ被災者の短い叫び声」にこだわり「紙芝居形式」での発表を提唱してきた。そこには、文章論など関係なく、「驚愕の叫び」のみの集成をコンセプトとして数年前から提案を続けている。
敗戦後76年経過した今日、ただ「残さねば…残さねば」の連呼のみで一向に実が上がっていない。なぜなのだろう? 従軍体験者のなかには「俺だけ生き残り申し訳ない」という悔恨の情が心の隅にこびりついているという。「墓場まで持って行く」という。
苦しいだろうと推察する。しかし現実はどうしょうもない。誰かに聞いてもらおうか? そう、心理学では「カミングアウト」することで心が軽くなりポジティブな余生をおくることが出来るという。同感だ。
そこで、この貴重な叫びを編集しアマゾンキンドル電子書籍で全世界向け発表したいと念願している。
本書を読んでいただき、また、当編集室公式ホームページ、「山の辺書房2」検索最終欄に電子書籍概要があるのでぜひ本書とともにお読みいただきたい。とにかく、もう時間がないのだ。
●「初心者の自分史づくり・電子書籍について」
[あらすじ]
自分史づくりがブームになっている。
特に今は「お家時間」が生活の一部になり、「何かをしたい」と考える人が沢山居る。
そこで一念発起! 一生懸命生きてきた人生を振り返り「お気に入りの 自分史」づくりに挑戦してみるというのはいかがでしょう。
本書は私が講習会用に書いたテキストです。
よく見かける自分史入門書と違いストレート実践書です。文章論などありません。「日記が書ければ誰でも直ぐに出来てしまう」超カンタンガイドです。――本書で示した道筋を辿ればいつの間にか「自伝」が出来てしまいます。
【付録】に電子書籍について書きました。そこに「自費出版に警鐘」と題したチラシがあります。――AmazonKindle電子書籍の出版について解説しました。
――自費出版は金がかかるという定説を打破!
――宣伝方法は?
――自作の評価は?
などを分かりやすく書きました。(文字が小さくて読みづらい場合は、山の辺書房ホームページ最後尾に掲載しておりますのでご覧ください。
検索は→【山の辺書房2】)です。
当編集室はAmazonKindleのみの出版です。AmazonKindle電子書籍サイトでは世界中に発信されます。
当編集室の利点は「草稿が校了、つまり完成するまで無料でご指導」することです。
詳しくはホームページ最後に掲載のチラシをご覧ください。
山の辺書房自分史編集室
自伝作家 よしいふみと
ホームページ, http://web1.kcn.jp/y-pub
※ファックス受付専用、0744-41-6473