美空ひばりの座右の銘は
「昨日の我に今日は勝つ」だったという。
調べてみたら、この言葉は日本の剣術流派の一つ「柳生新陰流」の祖である柳生石舟斎の言葉らしい。
時代劇でお馴染みの柳生十兵衛はこの石舟斎の孫だ。
また、宮本武蔵も同じような言葉を「五輪書」に残しているそうな。
美空ひばりがこうしたことを知っていたかどうかは定かでないが、
とにかく、いくつになっても精進して成長して行ける人は本当に素晴らしいと思う。
私の父は、家族に自分の言動を批判されると、
「自分はもう歳だから変われない。だから周りの人間がそれをおもんばかって対処するべきだ」
と、大真面目に反論するような人だった。
それを聞いて私は、
人間いくつになってもより良い自分を目指して変わっていくべきではないのか?
と呆れたものだった。
私もまだ若かったから。
今なら父の言い分がよく分かる(笑)
努力も人格の陶冶もエネルギーのいることだから、
若いうちにこそしておくべきことかもしれない。