今、テレビは一日中、
サッカーワールドカップの話だ
若い人達にとって
ワールドカップに
日本が出ていることは
当たり前のことかも知れない
でも
私のような世代の人間にとって
ワールドカップとは
日本は出られないものだった
深夜のテレビ中継を
感嘆しながら見つめるものだった
その手の届かない
遠い世界のワールドカップが
初めて日本に最も近づいたのが
1993年
世に言うドーハの悲劇の時だ
試合終了が近づくにつれ
見ているこちらが焦り始めた
本当に日本が出られるのか?
あのワールドカップに?
日本が?
出ちゃうのか?
本当に⁈
信じられない気持ちだった
でも
結局その夢は叶わなかった
あの時、同点ゴールを決められた後
まだ試合時間が残っているのに
ピッチにへたり込んだ選手達を
非難する声もあった
でも私は
そんな選手達を責めることなど
誰にもできない
そう思った
それほどにワールドカップは
日本にとって
遠い遠い
夢の場所だったのだ
次のフランス大会で
日本はついに
ワールドカップ初出場を果たした
しかし
この大会から
アジア地区の出場枠が増えたのだ
出場枠が増えたのは
アジア地区のレベルが
上がったからであり
それで出場が叶ったからといって
何ら他の地区に劣るものではない
それは分かっている
分かってはいるが
何か違うのだ
あの頃の
憧れて憧れて
手の届かなかった大会にこそ
日本代表には出て欲しかった
その思いは
日本の選手がどんどん
外国の有名チームで
プレーするようになり
もうワールドカップに出ることが
夢のまた夢で無くなった今でも
何か積み残した荷物のように
ぽつんとある
その思いを繋ぐためにも、ベスト8進出願います。
いよいよ今夜ですね。健闘を祈ります。
日本は、、、かけがえのない、、国!、
頑張り続けた国です。
ワールドカップというと、いつもあの時のこと、あの時の思いが蘇ります。
今夜、頑張れ!