セールスの電話を断る時
「今忙しいので」とだけ言って後は言葉を濁すけれど
相手は断られたと理解してくれる
日本ではずっとそれで通じたから
アメリカにいた時も何かのアンケートに協力して欲しいと電話がかかって来た時に
「今忙しい」と答えた
すると「では、いつなら大丈夫ですか?」とごく自然に返されてびっくりした
婉曲に断るというやり方が
通用しない国民性なんだと実感した
もっとも日本人だからといって
婉曲な言い方を誰もが理解するわけではない
よく京都の人が客に帰って欲しい時
「ぶぶ漬けでもどうどす?」と言うと聞く
京都の人間は実際にはそんなこと言わないとも聞くが
大昔、家人が学生の頃
先生のお宅で京都生まれの夫人からそう言われたことがあるそうだ
学生達はその真の意味を理解できず
「いただきます!」と無邪気に喜びお茶漬けをご馳走になったそうな
本当の意味を知ってみんなが青ざめたのは
ずっとずっと後のことだ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます