遺言テープの不愉快

朝からワイドショーがこのネタで大騒ぎしている。
若・貴骨肉の相続争いに新たな火種だって。

かねてより噂にはなっていたが、
故二子山親方の肉声が収められたビデオテープが
本当に存在するらしいのだ。

それには、病床の二子山親方が、
「光司の育て方を間違えた」だの
「騙されたとは思いたくない」だの
「後の事はお前(勝氏のこと)に任せる」だの
兄の勝氏に有利な発言をしている様子が写っているとか。

私は、極めて個人的な好みから、兄の勝氏が好きになれない。
だから、ついつい彼に厳しい見方をしているのかも知れないが、
このテープの件でも、二子山親方の語った内容より
死を前にした親に自分に有利な発言をさせてそれをビデオに録画しておくという
勝氏のやり方に嫌悪を感じてしまう。

テレビの報道によれば、
勝氏は枕元で父の手を取りながら権利証の事などを尋ねているという。
病室には勝氏の親しい知人である某民放局の関係者もいたとか。
ビデオ録画もこの民放関係者の入れ知恵だろうか。

いづれにしても、心優しい兄が父の事、家の事をおもんばかって
生前の父親の意思を証拠としてビデオに撮った
などという美談でない事だけは確かだ。

あぁ、嫌だ。
仕事が上手くいかないかつての有名人の周りで
いろいろな人間がああだこうだと悪知恵をつける。
世の中の汚いものをまた見てしまったようで気分が悪い。