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千葉市稲毛ヨットハーバーにてプライベートヨット教室を開講。初歩からお気軽に参加できるヨット教室をめざしています。

ヨットレースを楽しんで下さい!その3最終 第2.3マーク回航(下マーク回航)~ゴール

2013年06月20日 | ヨット教室

第1マークを回航したら艇が縦長になって競います。

風を艇の後ろから受けるて帆走する為、第2・3マークに向かう艇は上図通りマークに向かって真っすぐ進みます。但し第2マーク回航手前まで左側に風を受けて帆走していたのが回航時に右側から風を受ける為、セール展開を左から右側に変更して方向変換(ジャイビング)しなければなりません。

風が強い時はここで転覆する艇が出てきます。スピーディーに安定したジャイビングが出来るかが注目のシーンです。

第2マーク回航後は第3マーク回航の際に有利になるマークの内側をとる権利をとる為あの手この手で相手に攻撃を仕掛けます。

後ろから風を受ける為、後方の艇が先に風を受けます。前の艇に徐々に接近して後方から自艇のセールで風をさえぎり(ブランケット)前方艇を攻撃します。その攻撃に対して風上に上り(ラフィングマッチ)防御してマーク内側に付けるコースをとる艇にご注目して下さい。

当然リスクを回避して最短距離のコースをとる艇もあります。何か人生ゲームのようですね。

後方から風を受けて(フリー)帆走するのが得意の選手にとってはテクニックの見せどころです。ごぼう抜きしていく選手にご注目して下さい!

第3マーク回航時も是非ご声援を送って下さい! 

また体力を使うクロスホールドが始まります。選手たちは次のクロスホールドに向かってファイトが湧いてくると思います!

そしてゴール!この図ではスタート地点と同じにして、陸上からの観覧者にゴールシーンを観て頂く為に設定しています。

風向きによりクロスホールドでゴールラインを切る設定もあります。

トップ艇は後方に多くの艇を引き連れゴールに向かいます!まさにビクトリーセーリングになりますので、どうか皆さん大きな拍手で選手を迎えて下さい!

勿論最終選手にも大きな拍手を

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ヨットレースを楽しんで下さい!その2第1マークへ(風上マーク回航まで)

2013年06月20日 | ヨット教室

第1マーク回航までの見どころ

ヨットとう言うと船から身体を乗り出してバランスをとっているシーン(ハイクアウト)を思い浮かべると思いますが、まさに風がある程度ある時にクローズホールド(風が吹いてくる方向に向かって約45度の角度で斜めに艇を進ませる)で進ませていくシーンが第1マークのひとつ見せ場です。

上図では簡略化の為、真っ直ぐに進むように記載されていますが、実際はスタートしてからクローズホールドで斜めに進み、一方方向へ進んではマークとかけ離れた所へ進んでしまうので、途中風向き対して90度方向変換(タッキング)をしてジグザグに進んでマークに到達します。

陸上からでは、どの艇がトップになっているか?わかりずらいのですが第1マークに近くになっている艇に注目してみて下さい。その艇のコースがレース海面の右側方面・左側方面から進んで来たのか? 特に弱い風の時どの海面が有利だったのかがわかります。

第1マーク回航シーンはハイライトです!

艇は反時計回りに回航していきます。マークまでの最後クローズホールドにご注目! マークに向かって全て艇が集まって来ます。艇の順位がわかる最初の関門です。

どの海面が有利か?クロスホールドのスピード・風向きに対しての上り角度は?タッキングのスピード・その後の艇のスピード上り角度はどうか?第1マーク回航の順位は? 

第1マークまでのクロスホールドは大変体力を使います。、マーク付近で応援が出来たら是非!選手の皆さんに大声で応援し下さい!応援を頂いて選手達も力が湧いてくると思います。

ヨットレースを楽しんで下さい!最終に続く

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