The Power of Insensitivity

今日から映画「NINE」がスタートです。
レイトショウなので21時35分まで時間がある・・・
海岸沿いのCAFE WINDSで本でも読むかということで海までドライブ。
持っていった本は渡辺淳一の「鈍感力」。
買ったはいいが、読んでいなくクルマの中に置きっぱなしだったヤツ。
気楽なシャルドネを相棒に読みふけってみました。


　　　　　　　　
鈍感力・・・これって結構重要かも。
もちろん標準的な感覚は持っていたいが、すべてに敏感に反応しているようではなかなか疲れてしまう。気持ちよく楽しく生きるにはある程度鈍感になる必要があるかもしれない。かといって今まで生きてきた性分があるから、急に鈍感になれといわれても難しい。これは意識してできるものではないと思うけれど、すこしづづの訓練で可能になるのかな？

ワタシはどうだろう？？たぶん、いや完全に鈍感だ。仕事でも上司に強烈に叱られたことがある。後輩はあんなに上司が叱ったことははじめてみたというくらいに。だけれど当のワタシは別段何事も無かったように通常業務にもどって、その後も叱られたことは気にすることもなしだった。叱られ慣れているのか、神経が図太いのか、自己中で他の事を聞き流せるのか・・・
マイナスなことがあっても必ずプラスに解釈する。よくプラス思考とも言われる。要は自分に都合のいいようにしか考えていないのかもしれない。
でもそれくらいゆるくていいんじゃないと思う。
ただ、神経は鈍感でも、感受性は敏感でいたいと思うな。


　　　　　　　　　　　　　　　　　
オーダーした田舎風オムレツがなかなかこないななんて本を読みながら思っていたのだけれど、
店員さんが「遅くなってすみません、もうすぐお持ちいたします」と。
「どうした」と聞くと
「・・・・焦がしました。」だって。
「いいよ。本読んでるし急いでいないから、どのくらい焦げた？」
「真っ黒です。焼いてるの忘れていました。」
おいおいですよ。
「お詫びにサラダかコーヒーかワインサービスします」
ワタシはいいよいいよと言いながら「じゃーワインで」と。
ワインも頂き、本もゆっくり読み進め、そしたら、なんとなく気分はNINEは明日だなみたいな。
海沿いのCAFE WINDSの夜はキャンドルが灯るワタシのお気に入りのリラックススポットです。

鈍感力 渡辺 淳一 集英社 このアイテムの詳細を見る