MARTINI 1863

MARTINI&ROSSI TORINO1863。雰囲気あるラベルです。



いつも買うCINZANO ROSSOの隣で発見したMARTINI ROSSO。ワタシの知っているMARTINIといえば、レーシングスポンサードのMARTINI。まさかMARTINIがイタリアの酒造メーカだったとは知りませんでした。
MARTINIの歴史は、1840年、イタリアのトリノ地方の4人のワイン生産者、クレメンテ・ミカエル, カルロ・レ、カルロ・アニェッリ、エリジオ・バウディーノが共同で、ワインやリキュール、ベルモット等を販売する Distilleria Nazionale di Spirito di Vino社を設立しました。 1850年、後のマルティーニ社を担う3人がDistilleria Nazionale社に加わりました。その３人とはアニェッリ一家からワイン畑を買ったアレサンドロ・マルティーニ、経理担当テオフィロ・ソーラ、ベルモットのレシピを開発したルイージ・ロッシ。
1860年にレがなくなり、1863年にミカエルが退職したのち、権限を得たマルティーニ、ソーラ、ロッシの3人は会社の名前をMartini, Sola & Cia社と変更。
1879年にテオフィロ・ソーラが亡くなると、その息子らは遺された株式をマルティーニとロッシに譲渡し、社名はマルティーニ・エ・ロッシ （Martini & Rossi）社と変更されたました。






MARTINIカラーといえば、白地に赤と青と黒のラインが引かれた「マルティーニ・ストライプ」のカラーリングですね。1970年代にポルシェAGのスポンサーとなりレース活動を開始し、ル・マンにおいて１・２フィニッシュなどの好成績を残しそのカラーリングを知らしめました。 1980年代にはランチアへのスポンサードを開始し、Gr.5のベータ・モンテカルロに始まり、プロトタイプレーシングカーではLC1とLC2、またWRCでは037ラリーやデルタS4、デルタHFインテグラーレなどに栄光をもたらしました。2006年からフェラーリF1チームの公式スポンサーとなりましたが、今年からスポンサーを降りてしまったようです。



iittara kartio ROSSOにMARTINI ROSSOをロックで今宵は過ごしてみましょう。