きみを想う夜空に

村上春樹の１Ｑ８４を読み終わり、青豆という聡明な女性、天吾といううだつのあがらない男性、ふかえりという不思議な少女、リトルピープルというなぞの生物、夜空に浮かぶ二つの月。村上春樹の小説は読み終わった後、いくつかなぞを読者に残したまま終わる。
まだ頭の中が村上ワールドのまま書店へ次なる本を探しにいったら、ジャケット、つまり表紙の写真にひきつけられた本に出会いました。
１Ｑ８４のなかに出てくる月の印象がまだ頭の中にしっかり残っていたからであろうか、その表紙の立木と月の写真を見た瞬間に手にとっていました。
内容は恋愛小説のようですが、写真の訴えかけているものと内容がどのような関係にあるのかこれから読んでいくのが楽しみです。
著者のニコラス・スパークス氏の著書「最後の初恋」は、昨年リチャード・ギアとダイアン・レインが主演で映画化されました。
あまり恋愛系の小説は読まないのですが、たまには読んでみるのもいいのかもしれません。


　　　　　　　　　　
そんな本を持って出かけた先は、日本海に面している灯台。この灯台は小高い丘の上にあり、高さは高くはないのですが白くそびえ立つ姿と山の深緑、空の青みかかった白い雲、海の深い緑色と対照をなしていてぽつんと孤立しているように存在しています。



灯台の傍らに自分の居場所を見つけ、海を見ながら誰にも邪魔されずに読書にふけれるお気に入りの場所です。



最後の初恋

きみを想う夜空に ニコラス・スパークス（著） エクスナレッジ このアイテムの詳細を見る