K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

接着

2007年03月23日 | ロッドビルディング
いつまでもスプリットのまま放置していると、折れる、なくす、カビが生えるなど何かとトラブルの元になるので、接着を行った。

今回使った接着剤は、コガペンコーポレーションの、UW―1500だ。
主剤が白、硬化剤が薄茶、混ぜた感じは、木工ボンドのような感じの粘度だ。
硬化後は、普段使っているユーロイドより若干柔らかくなるそうだ。
注意すべき点は、可使時間が冬季で1時間夏季で30分と少々短めであること。
それ以外、接着強度、熱に対する強さ、耐水性はバンブーロッド用の接着剤として優れた性質を有するとのこと。

どのような結果になるかは、硬化後でないと分からないが、やはり早めに硬化し始めるようだ。
使ってみて印象に残ったのは、ほとんどべたつかない事だ。
バインディングが終わって1時間もすれば、表面はほとんどべたつかない。
この段階で、ほとんど透明になり、硬化がかなり進んでいるようだ。
さわってみた感じは、やはり木工ボンドに近い。

木工ボンドといえば、バットセクションの接着に使用したことがあるが、ブニョブニョして、ロッドとしては使い物にならなかった。
そして、ちょっと加熱しただけで剥離してしまった。
そこで、ラッキーとばかり、剥離剤で綺麗さっぱり取り、専用接着剤で貼り直した。
このブランクが、今回の真竹ロッドのバットセクションだ。

今回のUW―1500、接着強度、アクションに対する影響の点で、条件を満たしていれば、かなり使い易いと言える。
使い易さだけなら、木工ボンドが一番、ただし性能は全く期待できないが…
可使時間については、何セットも一度に接着するのはかなり困難であろう。
しかし、硬化剤の分量を調整することである程度対応できるようだ。
どのようなブランクに仕上がるか、楽しみである。

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