K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

完成試験

2007年03月29日 | ロッドビルディング
近所の川で小一時間ほど、ガイド位置などの最終チェックを行った。
これくらいの魚でも十分な手応えがあった。
V社のWF#4コイツはこのロッドとも相性がよくない。
ある程度ラインを出してキャストする分には問題がないが、手元を釣ろうとすると良くない。
S社のDT#4に換えた途端、キャスティングが楽しくなった。
これまでほとんどWFを使ってきたが、このようなことはなかった…

振ってみた印象は、普段使っているトンキンよりも数段軽いことがまず第一。
第二に、リーダーの返りが良いこと。
手首だけ返すようなキャスティングでも、フライがターンする。
思えば、折れるまえから粘り強くリーダーが返るロッドだった。
ティップがかわっても、その性質を失わずに済んでよかった。
第三に、自作トンキン#4との比較だが、柔らかい分、魚が違和感を感じて吐き出すまでフライをくわえている時間が心なしか長いような…
まだ鱒類を釣っていないのでカワムツオイカワでのことだが…

ガイドの位置、スパイン、そして、持ったときのリールとのバランスも問題ない。
ガイドラップを仕上げコートして、曲がり直しをすればいよいよ完成だ。
軽く、しなやかで、それでいて必要に応じてビシッとキャストできる…そんなロッドが理想だ。
あらためて、真竹の良さが認識させられた気がする。

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