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K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

京都

2008年01月05日 | Weblog
金閣寺の金ぴかなその姿は、銀閣寺のいぶし銀のような佇まいとは対照的だ。

      

やはり金閣はハデでなければいけないし、銀閣は逆にシブくなければいけない。
不思議なことに、両者とも参拝者は思ったよりも少なかった。

      

しかし、派手さと渋さの双方を兼ね備えた清水寺は、ものすごい人手であった。
その1割くらいは外国からの観光客のように感じられた。
清水の舞台が、参拝者の重さで傾いてしまうのではないかと心配になるくらいであった。

前回京都を訪れたのは学生時代であるから、かなり昔のこと…
1台のポンコツで、一人当たり3万円くらい出し合って、旅費が続くまで京都、奈良、そして北陸を回った。

季節が春先だったので、キャンプや野宿は寒くて無理だった。
貧乏学生ゆえ、少しでも安くしてもらおうと民宿と交渉したものだ。
ほとんどの民宿で快く交渉に応じてもらえた。

安くしてもらう代わりに食事の質を落とされた記憶はほとんどない。
正規の料金の他のお客さんに悪いから“安くしてもらったなんて言わないでね”と同じ食事を出してもらったものだ。

そんな貧乏ツアーで、八坂神社の近くで、ある事件が起きた。
全員の旅費を、私の鞄にまとめ、会計係のタケヒロ(車の運転が得手でないのと、お金を預けてもこいつなら大丈夫という信頼感があった)に預けていた。
2班に分かれて宿探しをして、集合時間に集まると、タケヒロの馬鹿たれ鞄を持っていない。

今は携帯が普及しているから、こんな面倒な宿探しの必要などないし、予約なんてインターネットで簡単にできる。
さらに、当時の私達の旅行スタイルは、大体の日数と行き先だけ決めて、後は成り行き任せという相当いい加減なものだった。
それゆえ、宿も当日の夕方に探すというものであった。

“あ!鞄ない”
その意味する、事の重大さに一同激しく動揺。
“どこに置いて来たんだ”と問い詰める声に、タケヒロ完全にパニック、一時的な記憶喪失に?
    …To be continued…
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