K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

火入れ

2006年10月20日 | ロッドビルディング
苦手な竹割を何とかこなすと、次はいよいよ火入れである。
これをきちんとやっておかないと、後で曲りが出たり、アクションに影響が出るそうである。
私のオーブンはいたって簡単安直な物だ。ベースは、使わなくなった電気コンロと、ビールの空き缶である。
ビールの空き缶は大抵がアルミ缶なので、ホッチキスで固定できる。何本かググッツと飲んで、空き缶をホッチキスでくっつけて下側を切り開いて電気コンロにかぶせて固定し完成。
失敗したらまた何本か飲めばよいだけ。

このオーブンかなり確実に火入れが出来て重宝しました。唯一の欠点は、熱の回りが速いので油断すると焦げてしまうこと。
今は、ホームセンターで購入したアルミ板を加工したものを使っている。
空き缶オーブンの中にスプリットを一本ずつ入れて、焼いては送り、焼いては曲りをバイスで挟んで矯めての繰り返し。
ロッド一本分の火入れはじっくりやって半日はかかる。それでも火入れと曲がり直しを同時にやるので早い方?

一見カラカラに乾いているようでも、スプリットの切り口からは、ブシュブシュと音を立てて油分や水分が吹き出す。
部屋中に焼けた竹の香りが広がっていく。
この香りは好き嫌いはあろうが、私は大好きである。とっても幸せな気分になれる。(画像のブランクは、荒削りの終わった段階の物です。)
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