K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

トンキンと真竹

2007年04月02日 | ロッドビルディング
上からトンキン#5(7’7”)、同#4(7’3”)、そして真竹#4(7’2”)である。
腕もカメラもあまり良くないため、画像が見にくいかもしれない。
画像では曲がって見えるが、実際は曲がっていないのでお断りしておく。
3本とも3P、バットとミドルセクションはセミホロー、ティップはソリッドだ。

#5ロッドは、ティップを管釣り用に少し太めにしているため、アクションはゆったりしている。
近日中に、軽めの2ndティップを作る予定だ。
真ん中の#4ロッドは、渓流用のため、ティップは軽めにしてある。
そのため、キレのあるアクションどころか、ありすぎて困るくらい。
バットセクションは一見細くて弱そうに見えるが、#5と変わらないくらい強い。
最も太い一番下の#4真竹は、これくらい太くてもやはりトンキンに比べれば、優しいアクションになる。
でも決して、ベナベナではなく、割りとシャキッとしたものだ。

ロッドアクションは、好みの問題なので、使い手によって評価は分かれると思う。
自作ロッドを、硬すぎる、パリパリだなどと文句を言ってはいるが、私の場合、どちらかと言えば、クリスピー派だ。
もちろん、ピザもクリスピー…これは関係ないか、失礼!
真竹ロッドを作り始めて、なかなかシャキッとした感じに出来ずにしばらく悩んだが、解決策のひとつがこのバットセクションだ。
きついテーパーと、ホロービルドにより、重量を増加させずに、シャキッとした感じが出せた。
真竹を使う人の中には、ダブルビルドをする人もいるが、その必要はないと思う。

トンキンにしろ、真竹にしろ、グラファイトロッドと同じアクションになってしまったら、竹竿を苦労して作る意味がなくなってしまう。
竹竿特有の粘りとか優しさとかは大事にしたいと思う。
その上で、少しでも自分好みの使いやすいロッドを作っていきたい。
素材としての真竹は、きわめて魅力的だ。

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