K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

3,000円バンブーのナゾ

2007年06月18日 | ロッドビルディング
某有名メーカー製の3,000円バンブー、グリップの途中でブランクが切断されていて、木の棒が繋いであったことは前にもお話した。
最後までブランクを通せばよいものを、なぜそんな手の込んだことをしたのか、これまで不思議でならなかった。
そのナゾがようやく解けた。

きっかけは、某オークションだ。
箱入りの4Pのバンブーロッドのセットが出品されていた。
3本繋ぐと、フライロッドに、2本だとベイトロッドになるというもの。
フライ、ベイトそれぞれのロッドは、リールシートの位置が異なる。
この竿には、リールシートエンドに、妙なゴムキャップがあった。

シート位置の違いの問題を解決するため、グリップ部を分離できるようにしたのだ。
グリップのトップとリールシートのエンドの2ヵ所にフェルールを付ける。
バットをどちらに差し込むかで、2種類のロッドに変形できる。
ブランクを作るとき、バットセクションを短くしておけば、フライロッド単体用と、ベイトロッド兼用との双方に対応することが可能。

私の入手した3,000円ロッドは、フライ専用のため、グリップ部にフェルールがなく、木の棒が繋いであったのだ。
リールシートは真鍮のパイプの安物で、その中にスペーサー兼繋ぎの木の棒が詰まっていたのだ。
長年のナゾが解けてすっきりした気分だ。

このシートは、ヤスリの柄を突っ込んで、ラインのメンテや、巻き替えに使っているが、軽くてなかなか便利だ。
いつかこのシートを使って、パーツ代3,000円でロッドを作ってみようか…
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