2007 夏

天候に恵まれ、船はほとんど揺れなかった。
揺れても、私の場合まず船酔はいしないので、船はデカイゆりカゴとなって、よく眠れる。
山育ちにとって、水平線はいつ見ても素晴しい。

船で2泊して、東京着。
東京湾の朝日が出迎えてくれた。

こんな所や、

あんな所！
故郷での釣りに期待が膨らむ。
これまでこの堰堤では、何度も良い思いをさせてもらった。
上からのぞくと、魚がしっかり着いていた。

しかし…
これだ！というようなアタリを外してからというもの、ツキに見放されてしまった。
魚はいる、大物もいくつか確認できるが、全く釣れない！
確かに水量は少なく、水温も高い、条件は厳しい！
雨を待つしかないのだろうか？

いつもならどんどん上流に上って、それぞれのポイントから魚を引き出すのだが…
今回はなぜかそういう気持ちになれなかった。
明らかに魚の気配があるのに、釣り上がっていくことにためらいが…
これまで何度も来たことのある渓だが、いつもとは違う何かが、私を拒んでいるように感じられてならなかった…

あまり深く考えるのはやめて、来年の楽しみとして残しておこう。
地元のエキスパート、釣楽人さんとの釣行も控えていることだし…