9時の開始時点で、外気温26度。
渇水は、前回よりさらにひどくなっていた。
虫もほとんど出ていない。
こうなったら釣果は期待せず、練習と割り切ろうと心に決めた。
開始からしばらくは予想通り、タカハヤと10センチくらいの稚魚がたまに釣れるくらい。
そんな時、飛ばしたくなるようなポイント、前後をひどいボサに囲まれた葦の根元から、フライに飛びつくように出た。
岩に挟まれた、面積は小さいが、割と水深のあるポイントにフライを入れると、これもまた飛びつくように出た。
もしかすると…渇水で状況は極めて厳しいが、虫があまり出ていないので、魚たちはたまらなく空腹なのかもしれない。
限られたポイントではあるが、神経を集中してフライを投じると、かなりの確立で魚が出る。
流芯にいるのは放流したばかりの稚魚、少し大きいやつはほとんどが岩陰か岩に挟まれたところ。
まるでゴギや岩魚釣りをしているようだ。
実際、狙うポイントはゴギや岩魚と同じ、異なるのは合わせのタイミング。
この魚は、前回バラしてとても悔しい思いをしたヤツに違いない。
うまくティペトを岩に絡めて、ロッドの動きを殺して鉤を外された。
今回は少し長めのロッドなので、うまくラインを捌いて、ロッドティップの動きで魚の力を十分矯めることができた。
ランディングしてみると、真っ黒にサビが残ったアマゴ。
フライを外していると、臭いゲップをされた。
お腹はつぶれており、何も入っていないと思うが、何て臭いんだ!クソッ(ゴギ番長風)
予想以上に多くの魚たちが、練習に付き合ってくれた。
ま、この状況を考えると、この釣果は良しとしなければなるまい。
渇水とハッチがなく虫が少ないため、魚たちは飢えていたのかもしれない。
今日ぐらいから梅雨入りしそうなので、川も良い状態になりそうですね~
餌がなくて変な物食ったのかもしれませんね。
今日は朝から雨が降っていますが、ほんのオシメリ程度で、渓の活性にはつながらないでしょう。