
先日
阪神電車の改札でこんなパンフレットを見つけたので
昨日は朝から行って来ました。
私、以前から奈良が好きで
その中でもいつも心にあるのは 西の京 なのです。
西の京 と言えば 薬師寺が有名ですが、
この薬師寺と唐招提寺に
行きたい、行かなければならないとずっと思っていたので、阪神電車に乗って行って来ました。
薬師寺は やはり 東塔

工事中ですが…
東塔には屋根が6つありますが、三重塔です。
間の小さな屋根は裳階(もこし)と呼ばれる飾り屋根です。
この建てかたかは薬師寺東塔だけです。
この大きい屋根と小さい屋根が
まるで音楽が奏でられているようだと
アメリカの美術史家フェノロサが
凍れる音楽 と称しました。
凍れる音楽 と言う言葉が
とても美しくて
1番好きな塔
そして唐招提寺
こちらは唐から命がけで日本にやってこられた鑑真和上の創建のお寺
南大門をくぐると
しーんとした空気が心を穏やかにさせてくれます。

金堂の天平の甍の慎ましいところも好き
金堂の中には盧舎那仏、薬師如来、千手観音立像がいらっしゃいます。
この三尊に従うように
こちらも国宝、梵天、帝釈天、須弥壇、四天王立像
この唐招提寺で鑑真和上は76歳の生涯を閉じられました。
井上靖の「天平の甍」を
また読み返してみたくなりました。