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クロフネサイシン(黒船細辛)

2020-04-08 22:31:00 | 日記

クロフネサイシン(黒船細辛)

Asiasarum dimidiatum (F.Maek.) F.Maek.

Syn. Asarum dimidiatum F.Maek.



クロフネサイシンは、ウスバサイシンによく似ているが,花柱と雄しべの数が半減したものといわれ、ウスバサイシンの雌蕊6個・雄蕊12個に対して,クロフネサイシンは、雌蕊3個・雄蕊6個といわれるが,時々、雌蕊45個・雄蕊46個ほどの個体も見られる。

和名『黒船』の由来は、この花の萼裂片の基部(開口部)が黒いことからで、黒船を頭に付けて黒船細辛(クロフネサイシン)と名付けられる。


和名『細辛』の由来は、根が細くて噛むと辛いことからで、根を乾燥したものを漢方薬で細辛とも言う。


学名『Asiasarum 』は、ラテン語で「アジアのAsarum (カンアオイ属)」の意。









環境省絶滅危惧II類(VU)・香川県絶滅危惧I類(CE)・徳島県絶滅危惧II類(VU)・高知県絶滅危惧II類(VU








本種は,これまで,紀伊半島中部から四国,九州中部に分布が知られていたもので,ごく最近,広島県に分布することが確認された.ベニマンサク,キレンゲショウマ,オオマルバノテンニンソウ,オモゴウテンナンショウなどいわゆる「ソハヤキ分布」の要素が広島県西部に知られているが,本種もその一例で,植物地理学上からきわめて重要である. 


※広島県の植物図鑑より引用させていただきました。




葉と花が同時に展開を始める。











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