今日の一枚
刈り取られた田んぼと、本格的に雪を纏う前の岩木山。
以前、鶴田町を訪れたとき、夕暮れ前にふと出逢った風景です。
この日は「道の駅」つるた 鶴の里あるじゃへ向かっていました なんとも特徴的な愛称名ですよね。
鶴田町といえば、「スチューベンの生産量が日本一」とか、「鶴の舞橋」とか、「ツル多はげます会」とか・・・
特に、“日本一”の生産量を誇るスチューベンが気になるところです。
ということで、まずは中に入ってみましょう。
おっと!早速ありました。
スチューベンを使った鶴田町のご当地ワイン「丹頂のささやき」。
鶴田町産のスチューベンを原料としているのは、写真の赤とロゼ。
白もあるのですが、そちらは鶴田町産のケルナー(※)が原料となっているようです。 ※寒冷地での栽培に適した、ドイツ生まれのワイン専用品種。
奥にある農産物販売室には、箱売りのスチューベンが積まれていました。
もちろん、単品でも販売していますよ♪
ところで、この【スチューベン】ですが、生まれはニューヨークなのだそうです
お恥ずかしい話ですが、実は私、つい最近まで青森で生まれたブドウなのだと思っていました・・・
ブドウといえば、フランスやイタリアなど地中海に面した温暖な場所で育つイメージがあったのですが、このスチューベンは温暖な地域での栽培には向かないのだそうです。
偶然にもニューヨークとほぼ同緯度にある青森県は、スチューベンの栽培適地だったんですね。
ちなみに、現在では、国内に出回っているスチューベンのほとんどを鶴田町や藤崎町で生産しているそうです。
さて、道の駅の外には農産物販売室の分室(でしょうか?)のプレハブ小屋があり、リンゴのいい香りが漂っています
中に入ると、リンゴだけでなくスチューベンが箱で置かれていました。
道の駅の方に伺ったところ、スチューベンは収穫時期である9月下旬頃から翌2月頃まで販売しているそうです。
「収穫が終わってから、かなりの期間が経っても販売できるのはなぜだろう?」という素朴な疑問を抱いたのですが、その答えはこういうことだそうです。
スチューベンは、貯蔵性に優れた品種だということ。
そして、この貯蔵性を左右するのが甘さだそうで、スチューベンの糖度は高いものだと20度以上になるようです。
品種にもよりますが、通常、ブドウの糖度は17度前後であるということで、この数字からスチューベンがかなり甘いということが分かります。
結論は、甘いブドウであるほど長く保存できる傾向にあるということ。
このことが、販売期間の秘密を解く鍵でした
そんなスチューベンを使った商品はワイン以外にもいろいろと。
その中のひとつ、『スチューベンどら焼』
はてさて、スチューベン&どらやきの組み合わせはいかに!?
袋を開けると・・・
焼印が半分消えかかっていますが、どうやら鶴が描かれているようです。
(※画像クリック)
半分に割ってみると、粒餡とスチューベンの果汁が入った生クリームがこんにちは~♪
ほのかにスチューベンの味がするどら焼です。
未体験ゾーンでしたが、餡とスチューベン生クリームの相性はバッチグ~ 古っ!
一方こちらは、『スチューベンソフト』
文字通りスチューベンの味がするソフトクリームですが、これがかなり濃厚!
ブドウ好きのあなた、いや、それ以外の方々にもオススメしたい一品です
ということで、今回は気になるスチューベン商品の一部を紹介しました♪
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§「道の駅」つるた 鶴の里あるじゃ§
■住所 青森県北津軽郡鶴田町大字境字里見176-1
■TEL 0173-22-5656 / FAX 0173-23-1040
■営業時間 9:00~18:00 (※農産物販売室 8:00~18:00、レストラン 10:30~18:00)
■休館日 元旦
■最寄駅 JR鶴泊駅(五能線)/ 駅から徒歩約5分
■HP http://www.tsurunosato-aruja.com/
by ヴァ♪