5月22日(土)
浅虫海岸にある『裸島』の背に、夕陽が沈んでいきます。
ひと組のカップルが、沈みゆく夕陽を眺めていました。
この島には、こんな言い伝えがあるそうです。
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むかし、麻蒸(浅虫)のとある村で、働き者の母親が幼い赤児を籠に入れて畑仕事をしていたら、一羽の大鷲が飛んできて赤児の入った籠を掴み、棒のように突き出た島の頂上に運んでいって羽を休めていたそうです。
気づいた母親は無我夢中で駆けだし、岩肌から僅かに生えた小さな木の枝や草を掴んで必死に登りました。
やっとの思いで島のてっぺんに辿り着いたら、そこには籠に入った赤児だけが泣いていたそうです。
元来滑らかな岩だった裸島も、この時に草木が皆抜けて、側面が欠き削られてしまったそうな・・・
裸島の赤い岩肌は、母親の指から流れた血が岩を染め上げたからだといわれています。
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親の愛は、海より深い・・・
§裸島(浅虫海岸)§
■住所 青森県青森市浅虫坂本9(付近)
■問合せ (社)青森観光コンベンション協会浅虫支部
■TEL 017-752-3250 / FAX 017-752-3111
■最寄駅 JR浅虫温泉駅(東北本線)
(駅から裸島付近へは徒歩約25分、車で約5分)
■HP http://www.asamushi.com/index.html
by ヴァ♪