青森県南部地方の桜の名所城山公園
ここには昔、南部氏宗家(後の盛岡藩主)の本拠地として、南部氏の祖南部三郎光行(甲斐源氏の流れを汲む武将)から数えて24代目にあたる南部晴政が築城したお城がありました。
写真の奥に見えるのが天守閣です、と言いたいところですが・・・
実は「三戸城温故館」という、歴史資料収蔵のために建てられた模擬天守(※)なのです。
(※城は実在したが、元々天守のなかった城や天守が存在したか不明な城に建てられた天守のこと。)
この中には、南部藩主や家臣の武具、装束、古文書などが展示されています。
(※写真手前は、三戸町立歴史民俗資料館)
「三戸城温故館」の手前には、案内板とともに小さなりんごの木がありました。
1595(文禄4)年頃、三戸城内に梅林とともにリンゴの木が存在していたという記録が残っているそうで、このリンゴの記録は県内最古の記録と思われるとのことです
ちなみにそのリンゴの木は、リンキン(お盆の時、お菓子や野菜などともにお供えする小さいリンゴ)という品種ではないかいうことです
そしてこちらが“子持石”という、何とも不思議な名前の石です
この石は、南部藩祖南部三郎光行公の故郷である山梨県南部町を流れる富士川から採取された石だそうで、現在は採石禁止となっており、希少価値の高い銘石なのだそうですよ
“子持石”は石の中に石が生じたもので、あたかも赤ん坊が出来たように見えるためにこのような名前がついたのだそうです
心をこめて撫でると、子宝にめぐまれるそうですよ
§三戸町立歴史民俗資料館 / 三戸城温故館§
■住所 青森県三戸郡三戸町大字梅内字城ノ下34-29
■TEL 0179-22-2739
■開館期間 4月1日~11月30日
■開館時間 9:00~16:00
■休館日 毎週月曜日、祝日の翌日、停電日
■入館料 大人¥200 / 大学生¥150 / 高校生¥100 / 小中学生¥50
■最寄駅 三戸駅(青い森鉄道)/ 駅から車で約10分、徒歩約35分
■HP http://www.town.sannohe.aomori.jp/
*歴史民俗資料館・・・三戸町関連施設のご案内 ⇒ 歴史民俗資料館
*温故館・・・観光 ⇒ 三戸城跡・県立城山公園
by ヴァ♪