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風待ち舘の北前船

2011-04-22 12:04:41 | 建造物

【北前船】・・・この言葉を聞いたのは、中学校での歴史の授業以来ぶりでしょうか?

青森県には、十三湊や深浦、青森など、北前船の寄港地がいくつかありました。
今回は、そんな北前船の寄港地のひとつ、深浦町にある風待ち舘からお届けします。

 

風待ち舘は深浦町の観光総合案内所にもなっているので、深浦へ来たら、まず立ち寄ってみて下さいね 

 
さて、そんな風待ち舘の横には、「おっ!」と目を惹くものがありました。
それは、北前船の艫部(後部)を実寸大で復元した『深浦丸』の模型なのですが、よく見ると、かなり凝った造りになっています。

 

 

 

 

館内に入ると、3分の1縮尺で復元された北前船の模型が出迎えてくれます。


大小2本のマストがあるこの船で、蝦夷地(北海道)から関門海峡を経て上方(大阪)へと航海していたんですよね。

航海時の状況を色々想像してみますが、過酷な状況しか思い浮かんできません。
さぞ大変だったんだろうなぁ・・・(-_-;

 

 

 

 

そして、その北前船が運んできたとされる目映いばかりの金色の仏壇が館内で光を放ってました。 

 
この仏壇は浄土真宗西本願寺派のものだそうで、北陸方面から津軽に向かっていた船の積荷のひとつだったそうな。

船は途中、嵐で難破し十三湊付近に漂着したそうで・・・
金色の仏壇は、脇元の旧家に買い取られた後、五所川原の小野長三郎氏の所有を経て現在に至ります。

 

 

 

 

この仏壇、よく見ると細かい絵が施されています。

 
左側は、親鸞聖人が善法房にて入滅されたあとに、六角堂の廟堂を造って影像を祀り、そこから西本願寺が始まったというシーン。
いっぽう右側は、親鸞聖人が出家したときのシーンなのだそうです。

仏壇全体が親鸞聖人の一代記になっているのですが、これは見応えがありますよ~

 

 

 

 

他にも、航海のとき実際に使用されていた和磁石や船時計などが展示されていました。

 
和磁石は文字通り漢字のみで表記されているのですが、船時計にはローマ数字が使用されています。
北前船が鎖国中の江戸時代と、開国して外国の文化が入ってきた明治時代をまたいで活躍していたことが分かりますね。

 

 

 

 

ん?ところで、このショッキングピンクのジャンパーを着た人は??
ちょっぴり気になるところですが、ひとまず置いておいて・・・


(※画像クリック

「こっちではふべんが楽しい!」というロゴの下に、なにやら記されています

深浦日和 http://dc.huben.jp

不便な旅を楽しもうということで、深浦町の素敵情報が色々と載っているので是非チェックしてみて下さいね!!
それと、こちらもどうぞ♪ http://huben.jp

 


何でも揃う便利な時代だからこそ、不便な旅がいいんです。
深浦町を訪れたとき、きっとそう感じるハズです

 

 

§風待ち舘§
■住所 青森県西津軽郡深浦町大字深浦字浜町272-1
■TEL・FAX 0173-74-3553
■開館時間 9:00~16:00
■入館料 一般¥300 / 高・大学生¥200 / 小・中学生¥100
■休館日 年末年始
■最寄駅 JR深浦駅(五能線)/ 駅から徒歩約20分
■深浦町HP http://www.town.fukaura.aomori.jp/ (観光スポット ⇒ 風待ち舘)


by ヴァ♪ 


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