突然ですが、大山康晴という人物をご存知でしょうか?
ちなみに、こちらが大山康晴さんの銅像です。
この方、岡山県倉敷市出身なのですが、青森県のおいらせ町(旧百石町)にも関係があるんです。
この建物は、そんなおいらせ町にある「大山将棋記念館」
そうなんです、大山康晴さんは“一代の覇者”と呼ばれる将棋の名人であって、20年にわたり棋会の第一人者として君臨してきたそうです。
ところで“一代の覇者”と呼ばれるには、先輩・同輩・後輩という3段階の相手を制圧しなければならないそうで、実力者であったことは素人の私でも察することができます。
このモニュメントは、1992(平成4)年に東京将棋会館で行われた谷川浩司竜王(当時)と大山15世名人のA級順位戦最終局の碁盤を模ったもの。
この時、既にガンであることを公にしていた大山15世名人。
体調がすぐれないのは誰の目から見ても明らかだったそうで・・・
そんな状態とは裏腹に、全盛期のような精密かつ大胆・奔放な指回しを見せたこの勝負は、大山将棋を振り返るとき永遠に語り継がれるであろう印象深い一局だったようです。
そんな大山15世名人が、おいらせ町(旧百石町)とどんな関係があるのかというと・・・
将棋の普及活動の為に、百石町(現おいらせ町)へ200回以上も通ったそうで w(゜O゜)w
百石町を「第2のふるさと」と呼ぶくらい熱心に入れ込んだ大山15世名人は、“百石町名誉市民”の称号を贈られただけでなく、このような記念館が建つほど町民からも愛されていたのだと・・・
そのおかげで、ここおいらせ町では大人顔負けの将棋を指す子供たちがいるくらいなのだとか(^^;
館内にも、このような将棋道場があり、休日には多くの町民で賑わうそうです。
館内の一角。
どこかで見たことのある名前だと思ったら、 羽生善治さんじゃないですか!
このタイトル戦で、初めて“虎斑の駒”が使われたのだと記されていました。
ちなみに“虎斑の駒”とは、文字通り虎の斑のような将棋の駒だそうです。
将棋好きな方は是非!!
そうでない方でも、一度は訪れておきたい場所です。
§大山将棋記念館§
■住所 青森県上北郡おいらせ町下前田144-1
■TEL 0178-52-1411
■開館時間 9:00~17:00 (現在は節電の為、10:00~16:00)
■入館料(有料コーナー) 一般¥200 / 高・大学生¥100 / 小・中学生¥50
■休館日 毎週月曜日(但し、月曜日が祝祭日の場合はその翌日)
■最寄駅 下田駅(青い森鉄道)/ 駅から車で約12分、第二みちのく有料道路下田・百石ICから約4分
■おいらせ町HP http://www.town.oirase.aomori.jp/ (観光案内 ⇒ 大山将棋記念館)
by ヴァ♪