つがる市の稲垣地区に『一本タモ』というあまり聞きなれない木があります。
その木の樹齢は約1,000年にもなると言われていて、周幹7．6ｍ/高さ14ｍの日本最大級の“ヤチダモ”であるとのことです
鳥居の前にある石碑には、恐らく“一本タモ”と記されているのではないかと思われます。
（「タモ」の部分が漢字ではないようなので断言できませんが・・・
）
※聞くところによると、どうやらこの文字は韓国語らしく、石碑自体は江戸時代に建てられたものであるとのことです。
鳥居をくぐると、真っ白なお顔をした弘法大師様がお迎えしてくれました
後ろを振り返ると、ガラス戸のついた小さなお堂の中にも真っ白なお顔をしたお地蔵様たちが・・・
つがる市稲垣地区では、手作りの衣装を着て化粧の施されたお地蔵様が地域ごとにまとまって祀られているのだそうです。
これらのお地蔵様は京都から北前船で伝わり受け継がれたものとされ、全国的にも珍しいとのことです
さて、この『一本タモ』ですが、写真で見ると石碑のすぐ後ろにある背の高い木であると思えるのですが、実は違うんです・・・
側道から見ると分かりやすいかもしれないです。
鳥居をくぐったところにある祠の後ろに、『一本タモ』の木は佇んでいました
（※画像クリック
）
この『一本タモ』は、幹のこぶが一見して女性の乳房に似ていることから、子孫繁栄のシンボルとして信仰されるようになったといいます。
写真では分かりづらいですが、幹は空洞になっています・・・ 約1,000年もの間、この地を見守ってきた証ですね
悠久の時の流れを感じさせてくれます。
§一本タモ§
■住所 つがる市稲垣町豊川千代島107-18
■問合せ つがる市商工観光課
TEL 0173-42-1114 / FAX 0173-42-3069
■最寄駅 ＪＲ五所川原駅（五能線）
（駅からタクシーで約20分、
駅から弘南バス〈下繁田行き〉で「一本タモ」下車すぐ）
■つがる市HP http://www.city.tsugaru.aomori.jp/index.html （観光情報 ⇒ 観光）
by ヴァ♪
