変わると言う事

変革、改革、活性化に一新、刷新・・
言葉には簡単だが、実行する事は実に難しい。
少なくとも会社という組織運営をする立場の私、
この言葉を良く使う割に、なかなか事が進まない事が多い。
勿論それは、その事を進めようとする
私に原因が有る訳であって、だからこそ
意気込んでみたり、他人を真似てみたり、
時に色々焦燥感を感じ、落ち込んでみたり・・。

なぜこんな事を書き出したかと言うと、
先日新聞投稿欄にこんな記事があったから。
「郵政民営化したのに返品に出費」というそれ。

その方、ご不幸にも年賀葉書を買った後に
身内にご不幸があり、喪中に書き換えるため
購入した年賀葉書を官製はがきへと交換しに「ＪＰ」へ。
ここまで書けば既にお気付きの貴兄が殆どであろうが、
そう、交換に手数料がかかるという、未だお役所的な
「ＪＰ」に対して何も変わっていないのでは？と言う記事。

書き損じ葉書を未利用だからと５円を負担し交換する。
というのは良心的であり、葉書印刷を手がける事もある我々には
頻繁にあっては困るが、救済措置として有り難い。
ただ、この方の様に２００枚未利用未開封でも
同様の扱いと言うのはこれいかに！

おそらく、民営化するにあたっての「改革」「変革」を
随分内部で議論されたのであろうが、
これは、結構大きな落とし穴なのではないだろうか。
今時、大型スーパーなどでは、領収書さえあれば、
無償交換は勿論、無償返却にだって応じる時代なのだから。

この事象に意見するなどと言う立場では全く無いが、
変革・改革をしないといけないと思っている私は、
見直す観点を見た思いでこの記事を読んだのでありました。

ちょっと真面目だ・・・。