楽しい

先日ふとした事で社員に

「仕事楽しいか？」と聞いた。


何をつまらないことを聞いていると
お思いの諸氏も居られようかと思うが
私はとても大切なことだと思うのだ。


勿論、社長が社員に向かって尋ねれば、
楽しいですと言わざるを得ないという
そんな構図になるのは分かっているが、
要は「楽しい」本質を知って欲しいから、
こんな質問を投げかけたのだ。

毎日毎日のこつこつとした仕事の積み重ね、
これさえも楽しいと言えるのであれば
それは言うに及ばず大変素晴らしいこと。

でも大抵はそのこつこつとした仕事や力仕事、
難かしい仕事等、いわゆる日々こなす仕事は、
そんなに楽しいわけはないのである。
場合によっては十分苦しいのである。

では何をもって楽しいのかと言えば、
やはりそれは、やり甲斐があるかどうか。
そして達成感が得られるかどうか。
その苦労の度合いよりも、
やり甲斐や達成感がどれだけ勝っているかで、
楽しい楽しくないが決まると思うのだ。


当たり前の事を、
何を偉そうに、とお思いであろうが続ける。



経営者の仕事も当然同じであるし、
営業の仕事など特にそれは分かりよい。

ただ本来の仕事話でごちゃごちゃ言うより、
社員には有る例え話で伝えてみたが
やはりここではつい先日自ら経験した音楽談。



先般のブルーノートライブ、
流石に終盤戦は練習が重なり重なり、
ゆっくり酒を呑む事すら出来ない日々が続き、
とんでもない事を引き受けたなぁと
思っていたのが実は正直なところ。

昨日も書いた通りやや笑い話だが、
本業の仕事のバーターでの依頼だったので
断るわけに行かなかったのも事実。
金曜日までは実に重苦しい気分でいた。

家内に正直引き受けない方が良かったかも・・
なーんて弱音を言った程であった。
・・内緒。
・・・・誰に？

しかしそんな弱音を吐くほど苦労をし
時間を費やした結果の達成感は大きかった！
本当に思わぬ楽しかったのである。



幸い我社には
「楽しい」と断言してくれる社員が複数いる。

これは自慢である。
たまにはこんな開き直りも有って良いか・・。

個人のブログなので笑い飛ばして下されば結構だが、
心血を注ぎ社員を育てた甲斐がこの辺りに有る。

そしてもっと楽しくしなくては！